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社会を一人で生き抜く力~Independent Thinking part.1~

こんばんは。
最近関東周辺で地震が多いですね。
地震の少ない地域で育った私は、毎回ドキッとしながら過ごしています。
なんなら初めて揺れたときは急いで机の下に隠れました。安全第一。

今日は、オススメ頂いた本のアウトプットをしていきます。

インディペンデント=独立した、という意味です。
要点が多く、しっかりとアウトプットをしたいと思ったので明日明後日の2部構成で行きます。(もしかしたらpart3まで続くかも)

本日の目次はこちら。

インディペンデントシンキングとは

まず、インディペンデントシンキングとは何ぞや、という話から。

『「所属組織に依存し、その組織に尽くすことで人生の後半にリターンを得ていく」という既存の思考、マインドからの決別のための思考法』です。

正規雇用で一度会社に入ってしまえば、とりあえず安心。
昔ほどではないが、長く会社に尽くす対価として、退職後の関係会社、取引先への斡旋、あるいは十分な退職金などをリターンとして得られると考えている人もいるのではないでしょうか。

リーマンショックや大量リストラ、そして今回のコロナショックでわずかに残った幻想もすっかり打ち砕かれたでしょう。
いかに社内で人間関係を築こうが、裏取引でのし上がろうが、会社がつぶれてしまえば雲散霧消。
残ったのはちょっと人間関係に敏感なおじさんです。

このインディペンデントシンキングによって、
『どこに所属するかより何をするのか
『人の作った序列と基準の中で汲々とするのではなく、自分の基準は自分で作る』ことが意識できるようになります。

自分自身を客観的に見ることで、新たなキャリアパスを発見が出来るでしょう。
「やらなかったこと」を後悔しないために、今身に着けるべき思考法なのです。

「共通価値」を高める

会社に入り必要なスキルはなんでしょう?
空気を読む力?誰の味方に付くか?いかに自然に忖度するか?

こんなスキルが最も重要な時代もありました。
一度会社に入れば定年までそのまま。社内価値を上げてさえいれば、ぶっちゃけ仕事ができなくても給料は上がっていきました。

ですが、転職が当たり前になり、いつ組織を変えても良い昨今、社内価値に依存するのは非常に危険です。

重要なのは、「共通価値」です。
共通価値とは、その会社を離れても通用する価値のこと。
その人固有のスキル、知見、あるいは行動規範、人間性、教養などです。
この共通価値は、以下のグラフのように変動します。

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共通価値を上げるためには、表にもあるように
〇常に刺激の中に身を置く
〇学び続ける
〇自分で考える力を身に着ける ことが重要です。
そして、これを継続し続けなければ意味がありません。
気を抜けばあっという間に価値は下がります。

「ハイエンド・アウトロー」になるために

ここまで、インディペンデントシンキングという思考法の概要をざっくり書いてきました。
その思考法を備え、変革を起こし、自己実現を図る人を『ハイエンド・アウトロー』と呼びます。

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この図の第1象限に属する人達です。
ちなみに、先ほど言った社内価値を上げることに躍起になっている人たちは第3象限の『ローエンド・組織エリート』に属します。
実際の行動に移すために、この人たちは自分なりの規律・行動規範を持つことが求められます。

法律や倫理など、「してはならない」ことを自らの中できっちり決め、それを貫き通す。
それがハイエンド・アウトローであるための必要条件です。

ハイエンド・アウトローの行動パターンは、社内価値重視型の人達とは180度逆です。
ハイエンド・アウトローたるためには、使命や目的、存在意義にコミットすべきです。

特に、『知らないと言って逃げない』規範は大事にしていきたいと個人的に思いました。
知らない、聞いていないということは、「誰も私に伝えるという価値を見出していない=無能だ」という証明なのです。

「マインド」と「スキル」を磨け

さて、インディペンデントシンキングは、「マインド」と「スキル」の両輪から成り立つといいます。
その「マインド」の部分が『「共通価値」を高めよう』といったところです。
インディペンデントなマインドは、実体験からしか得られません。
そういう意味では、私たちの会社は最適なのかもしれませんね。
小さな一歩でもいいので実体験を伴う行動に移していきやすいです。

一方、スキルは何らかの価値を提供できなければ存在価値はありません。
持っているだけでは無意味なのです。

どういったスキルが必要なのか。それをカテゴリー分けして紹介します。

【第一のカテゴリー(必修科目)】
・英語力
・プログラミングの基礎能力
・教養
・問題発見、解決力
・リーダーシップ

【第二のカテゴリー(選択科目)】
実践の場を通じることで手に入る力
・判断力
・人を見る目
・事業を見る目
・世の中の課題を構造化し、解決策を立案できる力

【第三のカテゴリー(専門科目)】
独立した立場ゆえに特に必要になるスキル
本質的な課題について
・推定するスキル
・情報を正当に入手し分析するスキル
・正しいことを組み立て論陣を張るスキル

本書ではこのように分類されています。
それぞれのカテゴリーのスキルを身に着けるためにどうしたらいいかは、
各々のキャリアに対する考え方やおかれた環境によって異なりますが、
明日、細かく説明していきます。

中間地点:横並びマインドからの脱却

人と同じことをして人より抜きんでることが有り得ないことは、皆さんよくわかると思います。

「個」の力によって幸福度が変わる現在では、少子高齢化やAIなど、労働者としての問題は山ほどあり、それはほとんど実現されます。
自分の力で稼ぎ、生きていく力は今後必須になります。
そんな考え方が、「インディペンデントシンキング」なのです。

明日は、カテゴリーの例を抜粋していきます。

2020.04.26

※これは内容を要約したnoteでは無いので、内容が前後したり大幅に省略している部分があります。
更に詳しく知りたい方は、コメントにて質問してください!
またはぜひご自分で手にして、一通り読んでみてください。
kindle Unlimitedでも読めますよ!


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