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後悔をあまりしたことがないけれど

今までの人生であまり後悔をしたことがないんだけど、それは常に何かを成功させてきたからとかそんなものではなくて、そんなたいそうな人生を送ってきてないから。

嫌なことも死ぬほどあったし、忘れたいことも山ほどあるし、失敗ばかりしてきてるが1週間くらいで大体どうでもよくなる。どうでもは言い過ぎかも知れないが、寝る前に布団をかぶってウヒイイイイイイイという気分にはならなくなる。

でも小学生や中学生には戻りたくない。後悔なんてしてないからやり直したくはない。

小学4年の頃なんて担任の先生が苦手すぎて登校拒否をしていた。いじめとかそんな理由ではなくて担任の性格が嫌だったのだ。でも何がそんなに嫌だったのか思い出せない。5年になってクラス替えで担任も変わったので登校拒否も無事終わった。そのあとは楽しく小学生やっていたと思う。
もう何も覚えてないけど。ただ、おかげで小学4年生で習うだろう二桁の割り算とか分数の知識が怪しい。他の教科はわりと簡単にリカバリ出来たんだろうけど算数は無理だったのか今でも数字に弱い。でも社会人の今でもそんなに困ってないのでよい。出来たらよかっただろうなぁくらいには思っている。(今からはやらない)
だから小学生時代の一時の登校拒否は後悔はしていない。もうどうでもいいことになっているから。

まぁ中学時代も週末が潰れるという理由で部活が嫌だった。休みの日は休みたかったのだ。家族と買い物に行ったり旅行に行ったり犬の散歩をしたり本を読んだりしてのんびり過ごしたかった。帰宅部とかあれば絶対に入っていたと思う。でもそんなものはない。嫌だなぁと思いながらも友達もいたし適度に調子に乗っていたし学年1モテるイケメンの生徒会長でバレー部のキャプテンと付き合ったりしていたのでむかつきながらも楽しく過ごしていたんじゃないか。疑問形なのは確信がないから。だってもう覚えていない。「楽しい」と「嫌だった」どちらの気持ちが勝っていたか。わからないくらいだから後悔するほどの思いはそこにはないはず。

学年1モテるイケメンの生徒会長でバレー部のキャプテンは賢かったので学区で1番賢い高校に行ってしまった。私は通学が面倒くさいというのと家が貧乏だったので電車通学をしなくてよい高校に行くことにした。親に頼まれたわけではなく自分で選んだのでこれも別に後悔はない。実際に通学はチャリで15分。楽でよかった。兄が2人いるが、あの人たちは電車で1時間ほどかけて高校に通っていた。面倒くさすぎる。尊敬するわ。
しかし中学時代に週末が潰れるのがあれほど嫌だったのにさらに厳しい部活に入ってしまい長期休みには合宿まであった。アホだと思う。これはさすがにやや後悔に入るかもしれないが、じゃあ他の部ならどうだったかと言われてもきっとどこの部でも週末はつぶれた。田舎だったからか時代なのか知らないが中学も高校も「強制入部」だったので仕方がない。週末はベランダに椅子を出してそこに座ってジュースを飲んで本を読んでいたかった。

ちなみに大学は京都に進み、それなりにエンジョイして過ごしたのでつらい思い出はほぼない。バイトばかりして勉強はそれなりにしかしなかったが自腹で行ったので罪悪感も気兼ねもなくやりたいように過ごせて楽しかった。学年1モテるイケメンの生徒会長でバレー部のキャプテンとは高校2年くらいでフラれた。同じ高校のテニス部の女の子が好きになったらしい。そんな理由なら仕方がない。駅の電話ボックスで別れたくないと泣いてすがったが無理だった。後悔案件かもしれないが後悔してもフラれるときはフラれるので後悔とは違う気がする。
その彼と京都のバイト先で再会して死にそうになった。京都なんて山ほど大学もある上に山ほど働くところもあるだろうに。どうしてそのバイトを選ぶの。
ただ同じ会社というだけでバイトの配属先みたいなのは違ったので関わりはなかったので死ななくて済んだが、その彼は京都でも1番有名な大学に進んだことがわかりいろんな意味で落ち込んだ。学年1モテるイケメンの生徒会長でバレー部のキャプテンで京都の1番有名な大学に進んだ人に選ばれなかった人生は堪えた。悔しい。今は医者やで。

以上のように22歳までは学生だったのでそんなにビッグイベントもない。後悔ポイントもない。所詮学生だしな。

ただ社会人になるとポツポツと後悔ポイントも出てきた。その中でもわりと今でもしている後悔は新卒で入った会社で出会ったKくんという元カレ。出会わなければよかったとすら思う。彼の記憶を全部消したい。彼の記憶からも私の存在を消してほしい。もうなかったことにしたい。めちゃくちゃひどいことをされたわけではないんだけれど。まぁまぁ不誠実な人であった。あの人と出会ってなければ転職もしてなかったかもしれないし外車なんて買わなかったかもしれない。引越しもしなかっただろうし、胃潰瘍にもならなかったはずで手術もしなくてよかったはず。当時は精神的ストレスで辛いのだろうと思っていたがそれは建前で、本音はあの人に会わなければお金をこんなに使わなくて済んだだろうな、と今でも思うこと。裕福ではない人生なので今でもお金をのことを思うと腹が立つ。あの頃のお金が今あれば残りの人生貯金にいくら回せていたかとかしょうもないことを思う。
アイツどこかで何かに失敗して少々お金に困っていたらいいのにな、と3年に1度くらいは思い出してしまう。早く忘れたい。死ぬ間際に思い出すことリストに入らないように今後の生き方を考えたい。

そのあとに父親が病気で亡くなったりしたが、やれることは全部やった上で終了したので父に関しての後悔はそんなにない。いろいろあったくせに最後は仲良し家族みたいで終わってよかった(実際まぁまぁ仲良し家族なんだけど)

ああすればよかったな、という後悔は本当にあまりない。不誠実な元カレとの出会いが今でも続いている唯一の忘れられない後悔なのかと思うと本当に悔しい。あんなのが?

と思っていたけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2021年の今、もっと大きな後悔をしている!
ついに不誠実な元カレを上回る後悔を!


コロナのせいで!!!!!


もっと海外旅行をしておけばよかったと猛烈に後悔している。この1年ずっと、毎日。
大学生の頃と社会人になったばかりの頃はわりと行っていたが、その後は生活スタイルが変わったことによって国内旅行にシフトチェンジをしていた。それはそれでよかったと思う。本当にたくさんのいろんな場所に行けたから。そしてそろそろ海外旅行もまた行こうと思い始めたのが2020年の秋。バルセロナに行った。めちゃくちゃ楽しかった。昔と比べて飛行機の設備が圧倒的に良くなっていて移動が楽になっていたのだ。(長時間の飛行機移動が暇すぎて嫌だから海外旅行に行くのをやめたから)10年ぶりくらいかしら。なんか行けるやん!飛行機だいじょうぶじゃん!やったぜ!今後はたくさん海外に行くぞ!とか思っていたのに。

いろんな国へ行っておけばよかった。
いつ海外旅行できるようになるかわからない。
1年後か2年後か。
そんなに健康でいられる人生なんて長くないのに。
本当に後悔してる。

バルセロナに行った3か月後に「海外旅行なんてもってのほか」みたいな世界になるなんて思わないじゃない。

誰かに話しても解決しない悩みってあるんだよな。
やるせないのでこうしてここで書いて気を紛らわせるのです。


あぁ。
旅行に行きたいなぁ。


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