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【オーストリア旅行】4日目 さすがに疲れた日【ザルツブルク】

鳥の声と教会の鐘の音で起きるって最高じゃない?ホテルにはテレビがないので、人工的な音が無いのがいい。旅行の時くらい浮世から離れてみるのもいいかも。

今日は朝からもりもり食べた。こちらの朝食には甘いパンやケーキが並んでいる。私も今朝はクグロフを食べた。日本ではクグロフはスイーツの部類で朝食べるという感覚がないよね。歩き回るからエネルギー補給エネルギー補給と言い訳してクグロフを厚めに切り分けた。

質の良い食材

ホテルの朝食は品数は少ないけれど質の良いものを提供してくれているんだろうなと感じる。ウィーンのホテルもbio(有機)食材だったし、スーパーにもbio製品が並ぶ。スイーツもアメリカのようにじゃりじゃりと甘くないし、日本人の口に合うかも。なるべくなら添加物が入っていない方が好きだから食の安全はオーストリアは進んでいるね。

サウンドオブミュージック

今日はサウンドオブミュージックのロケ地巡りツアーに参加してきた。結論から言ってしまうと、正直イマイチだった。期待しすぎてしまった。バスの中がしーんとしていて、静かで反応が薄いのは日本人だけかと思っていたけど、欧米の人も皆が皆ノリが良いわけじゃないのね。

ドライバーや添乗員の方が盛り上げようとしているのに盛り上がらず、一番前の座席だったので、目の前の彼らの心の動きが手に取るように分かってしまい、なんだか申し訳ないと思ってしまった。そんなこと思う必要ないのにね。

とは言え、映画に出てくる場所を見るのは「おお!」という気持ちになる。本当にここで撮影していたというメイキング映像も流してくれて、同じ場所に立っているんだなというのはワクワクした。

素敵なシーンで使われたガゼボ
ザンクト・ギルゲンの景色
マリアと大佐が結婚式を挙げた教会
ピンクの内装がラブリー
個人的に一番好きなノンベルク修道院

ノンベルク修道院はツアーから帰って来て自分で行った。マリアが修道院に入る時、修道女の先輩がナチス高官の車のエンジンがかからないようにして、一家がアルプスを越えられるように助けた時など印象的なシーンがあって一番好きな場所。

水と物価、そしてチップ

と、ここまで書いて力尽きた。さすがに疲れて夕方に3時間も寝た上に、夜もぐっすり。人間休まないとダメね。寝ないとダメね。そこをいくと欧米人は元気いっぱい。23時なんて序の口というくらい賑わっている。

たぶん時間をゆっくりと楽しんでいるんだと思う。何をそんなに急いでるの?と。人生は短いんだから楽しんでナンボでしょ。その通りなんだけど眠いものは眠いのよ〜。あとは言葉の問題もある。母国語のように英語を話せたら、どこでもやっていけると思った。最低英語。英語が話せれば怖くないし、コミュニケーションが取れると更に楽しくなるよね。

オーストリアに来て「あら、大丈夫」と思ったのは治安もそうなんだけど水もそう。水に関しては困ることがない。アルプス山脈の水を水道水として使っているのでそのまま飲めるし、お腹も痛くならない。変な味が一切しない。サントリー南アルプスの天然水が水道から出てくると思ってもらえればいい。それってすごいよね。ボトルを持ってきたので、2日目から水を買うこともなくなった。

ボトル持参大正解

物価はお高め。水のペットボトルやお土産のTシャツ、ハッピーソックスなどは日本とほぼ一緒だけど外食は高い。テイクアウトにしてもこれでこのお値段?!と思うことがしばしば。オーストリアで暮らすとなると稼げる職業じゃないと厳しいかもね。

しかもオーストリアは肩書き社会だそう。要するにマウントの取り合いってことか。見栄の張り合い社会って歴史的な名残なのかしら。確かにホテルを予約する時に、Mr. やMs.だけでなくDr.やその他の肩書きを選ぶ欄があるから、普段の生活に肩書きが溶け込んでいるんだね。

一方、サービス業に就いているのは外国人労働者が多いように見えるからチップが大事というのはそういう事情もあるんだろうな。日本にチップがない、サービス料込みというのは利用者にとってはありがたいけど、労働者にとってはありがたくないのかもしれないね。しかし暗算が苦手な私にとってチップの計算もまごつく。日本ってある意味素晴らしい……と日本を出てみて母国のありがたみを感じておりまする。