ブレないための独り言
「私ってそんなふうに見られてるんだ、やだな」
最近、心が強く反応した出来事の根本はこの気持ちだった。
人の態度や発言を通して、自分の評価に探りを入れてしまう。
自信のなさとか、人からの評価で自分の価値を認めようとする脳のクセがまだまだ抜けない。
程よく人を見ながらも、大切にしたいのは自分がどうしたいか、どうありたいかだ、と日々言い聞かせているのに、人の発言にいちいち反応する自分がいる。
いちいち決めつけないでほしいと思うのに、自分からそこを探りに行ってるわけで、自分で自分の出来なさを確認しに行ってるようだよね。
不安なんだなぁ。
人から認められていないと、生きてる価値なんてないんじゃないかっていうのが根底にへばりついてるんだわ。
自分で選んできたつもりだった人生なのに、いつまでもその人生の中に自分らしさを見つけられずにいる。
私がそんな心の整理を noteでしかできないのは、やっぱりどこかで人の目を気にしていて、こんな私でいいよ、という声を誰かから聞けるのを期待してるのかもしれないね。
ひとりで孤独に向き合うことができなくて。
心細くて。
外の世界では絶対に見せない素の自分。
でも noteでこっそり表現しちゃうのは、どこかで仲間を探していたり、自分の安心できる居場所を探してるのかもしれない。
そう思うと、全て一人でやってのけた長男は偉大だよ。
私はまだまだその渦中にいる。
でもね、ここまでずっと言葉にしてきて、少しずつ自分の大枠がつかめてきていて、私が今必要なことって何かがうっすらとわかってきてる。
私が考えていることやその価値は誰かに認めてもらうモノじゃない。
自分で考えて決めること。
誰が何と言おうと、私はこれでいい、と決めること。
それが大事。
その覚悟がなくて、自分はこう頑張ってるってカタチを言葉にして、誰かに私の一部を包んでもらおうとしてたのよね。
もう、誰かの評価に頼るのはやめよう。
自分で決めていいよ。
そして、noteを「自分の表現を楽しむ」場に変えていこう。
とはいえ、自分が今気にしていることを大切にするのも大事なこと。
また、心の整理をしたくなったら、そうすればいいんだよね。
そうそう、「すいか」ってドラマ、知ってる？
2003年に放映されたドラマで。
キャストがいい、テーマがいい、歌がいい。
ドラマ嫌いの私が、トリコになって、忘れたくなくて思わずDVDを買ってしまった忘れられないドラマ。
すごく好きなの。
2003年と言えば、実習に不合格となり、自分の人生を振り返っていた時期で。
いろんな人生を同時並行で追っていくこのドラマは、私に安心感を与えてくれた。
まだまだ未来ある若者だった私は、このドラマでまだまだやれるって自分の気持ちを奮い立たせたっけ。
ひと通りやることをこなしてきた今、また見返して、やっぱりいいなぁと思った。
味がある。
うんうん、って思える。
何を大切に生きていこう？って考えるヒントが詰まってる。
最近、キャンプに行くたびに車の中で流しててね。
非日常への入り口にしてた。
いつもは音楽だけだから、高速に乗ると眠くなってきちゃって運転がヤバくなって、ワーワー騒いでみんなに眠気覚ましのおしゃべりを頑張ってもらってたのだけど、このドラマの音声を聞いてるだけで眠気がこなかった。
歌になるとしんみりしながら歌った。
個性派揃いのキャストがホントに良くて。
見え隠れする不器用さが愛おしかった。
先日は久しぶりにテレビを見て笑った。
いい歳した大人が何やってんのよって思ったりもした。
だけど後から気づく、「いい歳した大人が何してるんだか」と思わせるのが番組のテーマだったのかもしれないって。
気が抜ける、っていうね。
そういう番組を見て、夫もホッと気を抜いてるのがわかった。
いろいろバランスの取り方ってあるんだと思う。
上手くバランスを取ろうと、自分にはないものに手を伸ばしたりして。
でも結局最後は、何気なく過ぎていくこのありふれた日常がかけがえのない時間で、大切なんだって気づくのよね。
それだけで十分だったんだって。
「すいか」でも、そんなシーンが出てきた。
私は涙が溢れそうになったけど。
つい、今の自分にないモノを見つけて、得ようと思ってしまう。
だからないモノばかりに目がいく。
だけど、もう十分にあるってこと、当たり前だと思ってることにたくさん隠れてるってこと、気づけたらいいんだよね。
私は子どもたちの成長を見つめながら、日々生活するのがホントに幸せなんだ。
私に何かが足りないから上手くいかないんじゃなくて、見ている視点が違うだけ。
もういい加減に、私は十分だって気づこうよ、ねぇ。
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