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亡き王女のためのパヴァーヌ

思い出の曲。

私が中学のとき、うっとりしながら聴いた曲。

亡き王女のためのパヴァーヌ。

ラヴェル作曲。

ゆったりとした始まりで、最初からロマンチック。

想いが伝わってくる。

パヴァーヌが何かを知らなかったけれど、逝ってしまった王女さまを想う曲であることはわかったし、逝ってしまった悲しみではなくて、愛おしさがあふれてる曲だなぁと感じてて。

こんなふうに愛されてみたい、そう思ってた。


この曲のイメージはピンクとバイオレット。

聴けば聴くほど切なくもあり、ドキドキもしてきて、ため息ついてた。


この曲をよく聴いてた頃、仲が良くてウワサになってた男の子に告白して、かえって気まずくなってしまっててね。

こんなはずじゃなかったなぁって思ってた。

あのウワサを信じた私がバカだったのかなぁって。

恋敵がいることを知って、焦ってやらかしたなぁって。


その後、高校も同じだったんだけど接点はなく。

高校3年で私が文化祭実行委員長をやったとき、初めて文化祭の後夜祭に出て、メインのダンスで彼がいた。

顔を上げられなかった。

久しぶりだねって言葉を交わしただけで。

そんな甘酸っぱい思い出も一緒に思い出しちゃう曲でもある。


アレはなんの冊子だったんだろう…高校での思い出を1枚の紙に書く全クラスの文集みたいなやつがあって。

卒業のときかな、書いたんだけど。

彼は自分が小心者で、伝えたい人に伝えたいことを伝えられなかった後悔をつづってて。

その相手が私だったらいいのになぁって、読んで思ったっけ。

ほんのちょっとの勇気がお互いに足りなかったのかな。

なんてね。

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