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【1】がん再発  治療

卵巣がんは、数ある癌種の中でも予後が悪い方だ。
再発率も非常に高く、治療後2年以内の再発率は55%、5年以内は70%とも言われている。
最後の抗がん剤治療から2年半という4月頃から、腫瘍マーカーがジリジリと上がり始めた。

PET検査で上行結腸と肝臓が光っており、再発が決定する。
私の原発は卵巣で、その両卵巣はすでに手術で無いにもかかわらず
どこまでいっても卵巣がんに効く治療をする、というところが
がん治療の不思議なところである。

前回TC療法+アバスチンが良く効いたので、今回も同じ抗がん剤をすることになった。まずは6クール。
あぁ、またあのツライ日々が始まるのかと憂鬱になりながらも、髪はちゃんと生えてくることも、日常生活に戻れることも知っているから、かなり気持ちは前向きだった。

■1回目抗がん剤治療:2023年9月
 特に問題なく終了。投与から15日目で頭皮がピリピリ。
 17日目から本格的に脱毛が始まる。

■2回目抗がん剤治療:2023年10月
 パクリタキセルは問題無く投与が済み、カルボプラチンを入れ始めてしばらくすると・・吐き気、冷や汗、血圧低下で目の前が暗くなる。しかもトイレにいきたい。
 いわゆるカルボプラチンのアレルギー反応でアナフィラキシーが起こったようだ。

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