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それ、五月病じゃなくて冬季うつかも

「えんどうさん、俺、五月病だったんだよね」

老人ホームの厨房でお昼の賄いを食べているとき、6つ上くらいの社員さんがそう話を切り出した。

ご……五月病?

彼の話をよく聞くと、ここ1週間ほど何もやる気が起きず、ストイックすぎるほど没頭していた筋トレすら一切できなかったらしい。YouTubeを見るのがやっとだったとか(冗談か本音かわからないが)。

これらの状態から「これは五月病だ」と判断したようだ。
ちなみに五月病の意味をちゃんと調べてみると、このように出た。

5月の連休後に、学校や会社に行きたくない、なんとなく体調が悪い、授業や仕事に集中できないなどの状態を総称して「五月病」と呼びます。
初期症状としては、やる気が出ない、食欲が落ちる、眠れなくなるなどが挙げられます。

社会福祉法人 恩賜財団 済生会HPより

ところで、彼と同じく気持ちの体調不良を訴える人は少なくない。最近Xをみると「冬季うつ」というワードをよく目にする。

晩秋から冬にかけて悲しく憂鬱な気分になり、以前は楽しみだった活動に興味がわかず、疲労感が募り、無気力感や罪悪感にかられる・・・このような季節性の抑うつ気分が、「冬季うつ(ウインター・ブルー)」です。

豊橋ハートセンターHPより

食欲不振や不眠に陥る五月病とは異なり、冬季うつは「過食」「仮眠」になりやすい特徴があるらしい。

女性に比較的多いと言われているようだが……え、これじゃない?

冬は日が短く、日光に当たる時間が短いことからこのような症状に陥りやすいという。
たしかに今の職場は早朝出勤なので朝は真っ暗、出勤中はずっと室内にこもり、帰りにやっと日の目を見るのだから、より発症しやすいのかもしれない。


ところで、私はなぜこれらのことを調べているか。それは彼に正しい知識を共有するためではなく、現在私がこの「冬季うつ」に片足突っ込んでいる自覚があるからだ

ちなみに彼は、「筋トレやったら五月病吹っ飛んだわ」と言っていた。やはり筋肉は裏切らないらしい。

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