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全員の「粒」をひとり残さずすくう、世界一愛に溢れたシート #8チームあなご|出張企画 in 山梨

コピーライター・阿部広太郎さんが主催する連続企画講座『企画でメシを食っていく2023』(通称『企画メシ2023』)。

『裏企画メシ2023』では、『企画メシ2023』の課題に取り組んだ企画生(『企画メシ2023』の受講生)の裏側を、同じく企画生のエビアン(遠藤)が取材していきます。

今年8月に行われた第3回『企画メシ』の『チームの企画』では、事前に決められた5人1組のチームで年内に本気でやりたい企画を考える課題に取り組みました。

「他の企画生のことを知るきっかけになった」「ひとりではたどり着けない企画をつくれた」など、チームで企画する良さを存分に味わえたことは記憶に新しいです。


『チームの企画』の裏側に迫った『裏企画メシ』の記事はこちらからご覧いただけます▼

一方、実際に『チームの企画』で出した企画を実現しようと動くチームは数少ないのが現状です。

そこで今回の『裏企画メシ』では出張企画として、『チームの企画』実現に向けて活動を続ける『チームあなご』の企画「粒だち発見プロジェクト」を取材しました。

『チームあなご』左から片倉さん、宮川さん、石丸さん、ミナさん

当初5人で『チームの企画』に取り組んでいた際、スケジュールがなかなか全員合わず、「あ」わ「な」い「ご」にん(合わない5人)をチーム名にした『チームあなご』。

今回『チームあなご』のミーティング(あなごサミット)が、チームメンバー宮川さんが現在住んでいる山梨県で行われるとのことで、私も同行させてもらいました。


『チームあなご』の取り組みや企画の魅力、そして『チームの企画』から3ヶ月経った今でもなぜ熱量を絶えず取り組み続けられているのか?その裏側に迫ります。

「粒だち発見プロジェクト」とは

『チームあなごの企て』より

「粒だち発見プロジェクト」とは、人生を豊かにする自他分析シートです。

『企画メシ』では毎講義で課題(企画)を出しますが、その企画にはその人らしさが詰まっていて、「粒だち」=個性が際立っているポイントが現れています。

「粒だち発見プロジェクト」はそんな企画生の「粒だち」の発見を通して、自分自身の「粒」や自分の物語のヒントを見つけようという想いが込められた企画です。

『チームあなごの企て』より

粒だち発見プロジェクトの具体的な内容は、「田植え」「収穫」「食す」の3段階。

「田植え」とは、他の企画生の企画から見える「粒だち」を田植えシート(事前に『チームあなご』が用意したスプレッドシート)に記入する作業。
11月20日に締め切りを迎えますが、現在企画生全員に協力いただき続々とシートが埋まってきています!

「収穫」は、「田植え」をもとに各企画生の「粒だち」を集めて「あなたらしさの言葉」をつくる作業。最終回に『チームあなご』から企画生へ、お米とともに言葉を渡す予定です。

「食す」は、再び1年以内に集まって同じ釜のメシをみんなで味わうこと。全国の企画生がつながりやすいように、『チームあなご』が現在「米どころマップ」を作成中!

山梨開催!あなごサミットの裏側

今回は、チームメンバー宮川さんが運営するコワーキングスペース・TO-CHIにてあなごサミットを開催しました。

コワーキングスペースTO-CHIの前にて

今回のテーマは「収穫」について。最終日に渡すお米のサンプルをもとに、袋に描くデザインや「あなたらしさの言葉」をどのように記入するか話し合いました。

お米に巻く黒い紙に文字を印字するには?
黒い紙はのりだと貼りにくいから紐がいい?
袋に直接印字すると滲んで見えづらい?

直接会うからこそ細部まで意見が飛び交い、完成形のイメージまでたどり着けました。

また、スケジュールを確認すると11月20日の「田植え」終了後から「収穫」までにあまり時間がないことが発覚。『チームあなご』の「収穫」協力メンバーとして新たに集った「ちんあなご」のメンバーへの役割分担についても決められました。

あなごサミットの様子

今回のあなごサミットで特に際立ったのは、『チームあなご』リーダー・片倉さんの用意周到さ。お米のサンプルから「収穫」のメッセージのイメージ、さらに「粒だちマップ」の印刷まで……。

次から次へと資料が出てきて、ミナさんに「(準備がすごすぎて)もう嫌い!」と言われるほど(笑)。メンバーの関係性の良さと、チームが円滑に動いている理由が垣間見える場面でした。

チームメンバーに訊く、企画の魅力

『チームの企画』から3ヶ月経った今、改めて「粒だち発見プロジェクト」の魅力を伺うと、「みんなとつながっていることが目に見えること」としたうえで片倉さんはこう続けてくださりました。

『企画メシ』はオンライン受講のおかげで、いろいろな境遇の方と受講できます。

その一方で、遠方の方は「本当に自分の企画を見てくれてるのか、ちゃんと伝わってるのか」そんな不安があるんじゃないかと、ミーティングの中で石丸さんが話してくれた事がこの企画の発端となりました。

ミナさんは、「田植えシート」は企画メシ全員にスポットをあて、一人残さずすくってくれる世界一愛に溢れたスプレッドシートだと語ってくれました。

この「田植えシート」がみんなの田植え(つぶやき)でうまったとき、きっとみんな温かい気持ちになれるだろうなと、自分も思います。

また、『チームの企画』をなぜここまで続けられているのか伺うと、片倉さんは講師の阿部さんの言葉を借りて「約束エネルギーです」と答えてくださりました。

多くの方から頂いた感動メモ(企画生の「推し企画」3選を記入するメモ)を見て実施を決意しました。
勝手ながら、このとき企画生の皆さんと約束をしたのだと思っています。

また、ミナさんがたくさんの企画生とコミュニケーションをとり、『チームあなご』の企画に送ってくれた好意的な言葉をメンバーに伝えてくれることで、その後もモチベーションを保つことができているのかと思います。

石丸さんは最初、『チームの企画』に苦手意識があったと打ち明けてくださりました。

私には提供できるスキルがないから、『チームの企画』でも役に立てないと思っていたんです。でもメンバーは自分と対等に接してくれましたし、何よりみんな楽しそうにやっているので、それにいい意味で巻き込まれています。

「巻き込み」についてミナさんは、リーダー・片倉さんの存在の大きさを語っていました。

あなごサミット中の片倉さんと感謝状(編集:ミナさん)

この企画をここまで続けてこれたのは、間違いなくリーダーのおかげだと思っております。

何よりも自らが仕切って進んで、アウトプットしていく熱量に心突き動かされました。想像以上の仕事ぶりにみんないつも驚かされ、いい意味でどんどん巻き込んでいってもらいました。出逢えてよかったです。

『企画メシ』の講義内で紹介があった「まつたけ(巻き込み、繋がり、助け合う)」

企画を信じて、互いにいい影響を与え合いながらみんなで進んでいくチームの姿は、まさに「まつたけ」を体現していました。

あとがき

世の中の会話が全部こんな会話になればいいのに

あなごサミットの終盤では実際、片倉さんの「収穫」を他のメンバーと一緒にやってみました。
片倉さんの粒だちポイントを、田植えシートから集めたりこれまでの関わりをもとに出し合ったりする時間は、とても幸せで楽しく、本当に愛で溢れていたのです。

誰かの粒だちを探すことって、こんなに楽しいのか。
世間の会話が誰かの粒だちで溢れれば、世界はもっと愛で溢れる。

あなごサミットを通して、本当にそう思いました。

私も「ちんあなご」のメンバーとして「収穫」に参加するのが楽しみです!

🍙『企画メシ2023』企画生のみなさんへ🍙

「田植えシート」の入力は【11月20日まで】です!
企画生のみんなで田植えシートを「世界一愛に溢れるシート」にしましょう💓

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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