ニチアサの話がしたい vol,163
■今週のガッチャード
・可愛いすぎるサボスケ
『仮面ライダーガッチャード』第8話「グレイトなきずな」改めサボスケ回後編、とっっ……っっても良かった。この日はGロッソに行く予定だったので、出かける準備を全て済ませた状態でニチアサを観ていたのだが、『ガッチャード』があまりに泣けてしまい、せっかく施行したメイクが半分くらい落ちたくらいだ。
サボニートルの突然の脱走により変身が解除してしまった宝太郎は、空から落下しながら(すごいね!)ギャンボエールとスパイクルをガッチャンコ。スパイクホエールワイルドになり、大きな自転車のタイヤをクッションにして難を逃れる。
『ガッチャード』の特徴のひとつであるこのワイルド態。これまでアイテムを使ってモンスターを呼び出したりトラップや効果を発動させる仮面ライダーはいたものの、召喚した「そのもの」が仮面ライダーの「変身」の一種である、というパターンは結構珍しい気がする。最近だと『リバイス』のリバイとバイスが、まるで組体操のような「合体」をして様々な形態になる「リミックス変身」が状況的には近いのかもしれないが、あちらも中盤以降はなかなかやる機会が無くなってしまったので、(だからこそ、最終回にリバイスマンモスやリバイスメガロドンが登場するのがカーテンコールのようで泣けるんだけど……)ワイルド態への変身は、『ガッチャード』ならではの楽しい試みとして是非一年を通して続けてほしいなと思う。
サボスケは勉強ばかりの自分にようやくできた友達だったが、父親に見つかり離れるしかなかったと宝太郎に打ち明ける理玖。サボスケとの出会いを回想するシーンでは、これまでツンとした表情が多かった理玖くんの屈託のない笑顔に「これが理玖くんの素顔なのか……」とジーンとさせられる。理玖くんと一緒に楽しそうに「サボ~!」と戯れるサボスケも本当に可愛く、サボスケをCGではなく造形クリエイターのYU-GO(VS)さんによる造型物で撮影したことが大いに功を奏しているなと感じる。『スターウォーズ』シリーズのドラマ『マンダロリアン』でも、ベビーヨーダのグローグーは敢えてCGではなくパペットで撮影がされ、そのパペットならではの愛らしい動きで世界中のファンを魅了しているが、やはり「実物がある」ことでキャラクターとして存在感は格段に増すし、それらに実際に語りかけたり触れたりすることで俳優さんの芝居も変わるし、視聴者サイドとしても格段に愛着が湧きやすくなるなと感じる。
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