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三島喜美代のリアル陶芸は、デジタル画像の真逆を突く「割れる情報」。

高校生のそっくり色えんぴつ画とか、流行ってますよね」とLmaga.jp担当者さんからご連絡あり。この道50年のリアル陶芸、三島喜 美代先生の作品が、大岡氏のツイートでスポットライトを浴びているという。大岡氏にコンタクトをとると、大阪・十三で制作されている三島先生のぶっちゃけたお人柄の垣間見える、ちょっといいトピックスもいただいた。

結果は「そっくり」でも、そこに至るまでのモチベーション、手法がいろいろ。手でつくっている以上、そこには作り手のパラノイアックな情熱や本物との誤差(デジタルだったらノイズと言われてしまうようなもの)がどっぷり含まれる。そこが、画像情報をデータに置き換えたデジタル画像と違う。

三島先生のそっくり陶芸のコンセプトのひとつは「割れる情報」だそうだ。このシリーズを作り始めた1970年代、三島さんがターゲットにした「情報」は、束ねた新聞紙や漫画雑誌のような紙媒体のマスメディアだったはずなのだが、いまや情報がデジタルに、映像は数値になって、「割れる情報」のインパクトは、より強い。



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