☆ なじみの電気屋さん、引っ越し

　ー気温が上昇して、真夏日の様相です。
　みなさま、お元気ですか、できる限り日陰に避難して、風の通る場所で、飲み物片手に、心休まるひとときを持てますように。


　私が中高生くらいまで、馴染みの電気屋さんが家に出入りしていた。冷房やテレビを新調するたび、電気屋のおじさんが来ていて、作業後に父とビールを飲み交わしていた姿が懐かしい。


　今、そんなお付きあいのない暮らしをして久しい。
　先日遠くない場所へ引っ越し、クーラーの付け替え作業に、お義父さんの馴染みの電気屋さんが来てくれた。しかもお代はお義父さん持ちだという(涙)。新しい場所での心細さ漂う中、馴染みの方が来てくれる大きな安心感よ。


　汗だくで作業してもらい、冷たい麦茶を出して世間話をする。まるで奥さんという風情ではないか。お茶を出す感じがとても懐かしくて泣きたくなる。
　小さな頃を思い出すのだろう、子供の頃あたりまえに見ていた景色たち。
　

　昔の家は大工さんや、御用聞き、近所の人が色々出入りして、面倒くさくも人間くさい、濃い付き合いがあったのだろう。たくさんは知らないのに、急にそんな風景が懐かしくなった ☆☆☆