Redewendung des Tages 【今日のドイツ語慣用句】 hinten keine Augen haben

hinten keine Augen haben

意味:
後に目がついていない、背後のことは見えないので分からない

例文:
Es tut mir furchtbar leid, dass ich Sie getreten habe, aber hinten habe ich keine Augen.(訳例:踏んづけてしまって本当に申し訳ありません。後ろは見えなかったもので)

Da der Mensch hinten keine Augen hat, von dort aber vor allem in »Urzeiten« Gefahr gedroht hat, ist er besonders sensibilisiert, wenn Geräusche von hinten kommen. (訳例:人間は背後を見ることができないが、「原初の時代」から危険は特に背後から迫ってきたので、とくに後ろから来る物音には敏感である)

解説:
この慣用句は特に解説する必要がないくらい「そのまんま」なのではないかと思います。目が二つ前にしかありませんものね。「第三の目」を想定する場合でも、額に位置することが多いので、結局前面なんですよね。
後頭部にもう1つ目がついていたら結構便利というか、夜に急に後ろに何かいるような気がして怖くなって振り返るなんて行動をしなくてもよくなるんじゃないかと思わなくもありません。😅
武術の達人などであれば全方位に神経を研ぎ澄ませて周囲にいるものの気配を把握することができると言われますが、常人はそのレベルまで感覚を研ぎ澄ませる修行をしませんものね。

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