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Redewendung des Tages 【今日のドイツ語慣用句】 man lernt nie aus

man lernt nie aus

意味:
人生修行に終わりはない。

例文:
Von ihr hätte ich so eine Gemeinheit niemals erwartet - na ja, man lernt eben nie aus.(訳例:まさか彼女がこんなひどいことするなんて思ってもみなかった。まあ、人生、何があるか分からないよね)

Man lernt nie aus: Aus diesem Satz sollte man lernen. - Gerhard Uhlenbruck(訳例:人生修行に終わりはない。この言葉から人は学ぶべきだ。ゲルハルト・ウーレンブルック)

解説:
auslernen とは本来「終わりまで学ぶ」、つまり見習いとしての修業期間の終了を意味しています。
それが決して終わらない、つまり「人生が終わるまで新しい経験・体験をして学ぶことがある」というのがこのことわざの趣旨です。
このことわざは必ずしも人生経験だけに使われるものではなく、たとえば私のようにドイツ在住30年以上でドイツ語と長いお付き合いがあるにもかかわらず、まだまだ知らないことがたくさんあるなあ、と思った時など「Ich habe mich schon so lange mit der deutschen Sprache beschäftigt, aber man lernt nie aus!」のように呟くこともできます。
どんな分野でも「学び切る」ことは基本的にないので、自分の専門分野で新しい気づきがあった時などにもよく出てくる言葉ですね。
現状に満足せず、まだまだ伸びしろがあることを意識する知的謙虚さを持つことは大切ですね。

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