Redewendung des Tages 【今日のドイツ語慣用句】 sich jemandem / einer Sache in die Arme werfen

sich jemandem / einer Sache in die Arme werfen

意味:
1. ~に抱きつく
2. ~のところに逃げ込む、~に従う
3. ~に専念・没頭する

例文:
1.
Da begann Hermine achtlos zu weinen und warf sich ihm in die Arme.(訳例:そこでヘルミーネはおもむろに泣き出し、彼に抱きついた)
2.
EU wirft sich den USA sicherheitspolitisch in die Arme.(訳例:EUは安全政策においては米国に従う)
3.
Hier kann man sich dem Vergnügen in die Arme werfen.(訳例:ここでは存分に楽しめます)

解説:
この慣用句は、比喩的な発展による意味の広がりがとても興味深いです。
コアイメージは字義通りの「誰かの腕の中へ自分の身を投げる」というイメージで、そこから「~のところへ逃げ込む」や「身を任せる⇒従う・従属する」という意味に発展します。
逃げ込むまたは身を委ねる先が人や組織・国などでなければ、それは「何かに熱中・没頭・専念する」ことになります。何かに熱中するということは、現実や他の何かから逃げているとも取れますし、もしかしたら誰かの手の平の上(腕の中)で踊らされているだけなのかもしれませんね。

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