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【思想】トイレに書かれた絵

こんちは。
何だか詩的なタイトルですが、
単純に”価値観”と”気持ちのものさし”のお話。
少し長くなります。

みなさん絵は好きですか?
私は良く分かりません。
というのも小さい頃から絵心がゼロで、
漫画のキャラクターを写すことすら、
できません。

なので絵が描ける人が、
とっても羨ましい。
ちょっとした可愛い動物や植物、
風景画や人物なんてとんでもない。

一時期、バンクシーとか流行りましたね。
街角にちょっと心に刺さる風刺画の人ってイメージです。

そこでトイレの絵です。
人によっては”落書き”とも言います。
”トイレ(便所)の落書き”と言うと、
何だかあんまり良いイメージがありません。

絵は美術館や個展で見るのが好きです。
何派とかは楽器ほど詳しく知りませんが、
なんとなく元気が出るので、
たまーに見に行きたいと思っています。

さて、絵を楽しみたいと心から思っているのなら、
どんなところに書かれているものでも、
好きになる必要はあるのか?と。

公共の施設を好き勝手に汚したり塗装したり、
そんなことしたら大体捕まります。
男子トイレの看板を塗りつぶして、
そこそこ綺麗な女子トイレの看板に塗り替えては、
いけません!!

「そりゃそうだろ」と。
なので絵を描くにしても、
TPOをわきまえないといけません。

ただ変な例え話ですが、
”トイレに書かれた絵でも個性を感じて感動する人間”がいたら、
その人にとっては大事な作品なわけです。
「すごく良い絵なのに消してしまうのか。」と、
残念がってしまうでしょう。

人によっては迷惑、であったり、
人によっては嬉しい、であったり、
それらを全て理解するのは、
とっても難解。

これが”価値観”の差か、
”価値を見出す力”の差、とでもいいますか。

何に価値があって、何に価値がない、ってのは、
”気持ちのものさし”によるのかなと。

ほんで、その”気持ちのものさし”ってのは、
その人の環境や育ち方や経験で成長するのかなと。

なので逆算すると、
”似たような境遇(経験)の人たちの価値観はある程度近い”のかなと。

”価値観のズレ”っていろんな場所で聞く言葉で、
ズレてしまった場合、その人の”価値観”を知りたかったりするんですが、
自分で自分の価値観を説明するって相当難しくて、
「いやいやそれが”普通”やろ」とか、
自分の価値観を伝える気ないやろあんたってなっちゃうと、
それどころではなくなってしまうんですよねぇ。

”気持ちのものさし”も近いところがあって、
お互いのものさしで殴り合ってても、
お互い傷まみれになるだけで、
まぁ、その場合一緒に傷ついたって経験が、
似たような価値観になる…のか?

そしてまたややこしいのが、
”承認欲求”と”価値観”がごっちゃになる人がいて、
「私はこれをして欲しいって駄々こねているのに、してくれないということはあなたと私の価値観は違うみたいですね。」的な、
ワガママが通らない理由を”価値観のズレ”にしてしまうとか。

先ほど、TPOという言葉を使いましたが、
それもそれで「普通はさ、マナーでさ、〜〜」って話で、
いやはや。

”好き嫌い”ってのも”価値観”に近いのかな。
好きなものには価値があって、
嫌いなものには価値がない。
うーん。
嫌いだったけど好きになって価値がわかった。
って方が好きかも。
”気持ちのものさし”のためにも。

熟睡している人の横で楽器吹いたり、
合奏中、急に茶碗のヒビを直したり、
コーヒー持ってきてって言われて白米持って行くとか、
いやそれはないやろ!!って”普通”の感覚を、
細かく細かく砕いたら”価値観”が見えてきて、
その中に特別何かが光っていたら”個性”に
なるのかしら。

明日も仕事だ。はよ寝よ。
それではまた👋

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