私の夫は私を写す鏡

今日は私の夫の事について少し話します。

私の夫は幼少期に複雑な家庭環境で過ごしてきました。

８歳の時に他の兄弟と共に養護施設と日本では呼ばれる場所に母親に入れ（兄弟バラバラの場所）、

１８歳頃までそちらで過ごします。

また母親が本当にそんな母親いるの？！と言うくらい自分勝手で酷い人でした。

これはほんの一例ですが(酷すぎてこれくらいの事しか書けない)、冷蔵庫には鍵が掛かっている場所があり、そこには美味しい誰もが食べたいものが入っていました。

が、子供たちには一切食べさせず、スーパーで一番安いものを選んで買ったものを食べさせられていたらしいです。。

こんなのは序の口で、子供を自分の都合のいいように（主に養育費や国からお金を受け取るため）使っていました。

彼は世界で一番嫌いな人は母親だと言っています。

そして悲しい事に、彼の身体には手首やら腕やら自分でカットした傷もあります。

また養護施設では悪いやつばかりでナイフで刺されたり😱、喧嘩をしたりと壮絶な体験をしています。

正直、私は彼と付き合うか付き合わないか、この幼少期の経験や母親との関係の話を聞いていたので、すごく悩みました。

なぜなら、親子関係はパートナーシップに影響すると知っていたので…

でも私もシングルライフを謳歌しきって、誰かと一緒に人生様々な経験を共有したい、共同創造したいと思っていたところだったので、

かなりの覚悟を決めて彼と一緒になりました。

しかし一緒になってからの現実は、、、、

想像以上でした…😭

最初の頃は定期的にお試し行動がありました（今でもですが）。

そのお試しというのは、

自暴自棄になって荒れて手がつけられなくなるんです。それでも毎回毎回私なりに彼と正面から向き合うのですが、私のやり方じゃあ気に食わない。

今まで全て、私が原因(相手の言い分)ということで私が謝り、事がなんとか収まってきました。。

彼の中に「自分はどうせ愛されない。」と言う気持ちがあるのだと思います。

私も昔のパートナーに同じ様なお試し行動をしていたから解るのです。

こんな私でも愛してくれる？

流石にこんなことしたら愛してくれないでしょ？

と、自分はどうせ愛されないの答え合わせをしていたのです。

私の中にもそう言う思いがあったので、どこか彼と共鳴したんでしょうね…

さて、本題に入ります！

ある日、また思いがけず彼の地雷爆弾を踏んでしまいました🥲

彼は人前での私からの扱われ方をとにかく気にします。

今までも

俺のプライベートを他人にベラベラ喋るな、

他人を優先するのではなく家族(俺)を一番優先しろ、

など言われてきました。。

その日、知り合いの前で冗談で言った「彼は酔っ払いだから〜。」の一言が地雷となってしまいました。。

2人きりになって気分良くさぁ帰ろう、と言う時に

「結局お前は変わらない。」

と言われて、

「え？なになに？何が起きた？」

と私は全く気づかず。

そこで私の言った一言が気に障ったと分かりました。

そこから夫は怒りモードで自分の殻に入ります。

この時の私は絶望でしかありません。

だっていつもその地雷を踏まない様に生活してきて、気を遣って、ただ夫が機嫌良くいてくれることを願っているのに…

…もう無理。
こんなんじゃ私が私で居られない。

本当に嫌だ。
もう消えてなくなりたい…

こんなモードに入ってしまいました。

帰り道車を運転しながら、本気でどっかに突っ込んでやろうかと思ってしまいました…😂

限界でした。

次の日も状況は変わらず夫は怒ったまま。
こうなるといつもの様に、ひとり夜の街に出かけていきます。

私はこういう時に話を聞いてもらう友達にこの時は連絡が取れず。。
もう無理、どうしたら良いの？と思いながらも、誰とも連絡がつかないのも全ては完璧な流れの中にある、と言うことを信じ、ひとりで自分と向き合う時間に。

その間にも夫からはちょこちょこメッセージが。

どこどこに来た。

とか

写真が送られてきたり😅

ここで少し安心するのですが。

しかしメッセージで

「もう生きていくモチベーションが無い。」

「消えてなくなりたい。」

との内容のメッセージが！

やばいやばい！

無茶な事して本当にまずい事になっちゃう！！

と焦ってメッセージ。

どんなに彼に価値があるか、私たちが彼を必要としていると言う気持ちを送った。

返信が無いので電話したら(喧嘩しても電話は必ず出る😂)、楽しくお酒飲んでると。。😅

え、どう言う状況であんなメッセージ送ってきたのか？と疑問を感じながらも心配で眠れない。

ひたすら自分の感情を見つめると、出てきたのが

「どうして彼は彼のありのままの姿を認めないんだろう。」

と喧嘩の原因となった出来事が甦る。

すると、私が今回感じた

「私が私じゃいちゃいけないの⁈」

という心の声を思い出す。

そこで気がついた。

私がありのままでいる事を許してなかったんだ。
相手に合わせすぎて私じゃ無くなってたんだ、と。

そしてまた、

彼が自分を傷つけるかの様にお酒を飲む姿、死にたいと言う姿。

これは私が自分を責めて、そして存在までも無くなってしまえと思った事を見せられていると思った。

反省した。

自分にごめんねと謝り、もう相手に合わせるのはやめよう。そして自分の存在を否定する事は二度としない、と決めました。

私たちは本当に鏡なんだ。

すると不思議なことに、本当に不思議なのだけど状況が変わってきたのです。


夫から電話があり、駅まで迎えに行くことに。

そして2人で松屋で牛丼を買い家に無事に戻り、一緒に牛丼を食べました。

夫の機嫌も私たちの状況もいつの間にか良くなっていた。

今までだったら信じられないけど。

今回の様にここまで行くと修復どうやって出来るのか分からない状態になるのだけど、相手に働きかける事なんて本当に無いんだと身をもって気付かされました。

本当に自分が整えば外側も整う。

パートナーは自分の姿を映す鏡である有難い存在なのでした😌