「かみさまとのやくそく」に誘導される。

 ある日、友人がSNSに映画のことを書いていた。それは「かみさまとのやくそく」という映画で、胎内記憶を持つ子供たちのドキュメンタリーだった。なんだかとても気になる内容だったので、友人に連絡を取り、その映画を一緒に観に行った。そして、私にしてはめずらしく、たくさん泣いた。

 今考えると、このタイミングでこの映画をみたというのは、なんというか、とても不思議だ。前回のセッションで私が「宇宙」らしきところにいて、水戸黄門様のような、3人の不思議な人(かみさま?)たちと会い、セッション後の「中間世」について思いを巡らすタイミングでの出来事だ。こういうことがシンクロとか引き寄せとかいうのだろうか?

 胎内記憶については、母さんたちの間でも話題になることがある。我が子が胎内記憶について詳細に語る場合もあれば、うちは全然しゃべらないとか、それらしいことは言うけど、よくわからんとか、本当にいろいろ。

 私も長女が3歳になる直前に、聞いてみたことがある。リラックスしている時に話してくれるという情報を得ていたので、お風呂に入ったときに「なんでうちの子になったの?」と聞いてみたのだ。その時長女は「空から見たら、お父さんとお母さんが楽しそうだったから、この家に来ると決めた。」と話してくれた。二人とも「楽しそうに笑っていた」らしい。

 それを聞いたとき、ちょっと驚いて、そして反省した。その頃の私は、仕事と育児に追われて、日々をこなすだけで精いっぱいだったから、「楽しくて笑っちゃう」ことを忘れてた。

 その後も何度かもっと詳しく教えてほしいとお願いしたけど、それ以上の情報は得られなかった。それどころか、「覚えていない」「知らない」と言い出したのだ。私がしつこく聞きすぎたのか、本当に忘れてしまったのか。

 ちなみに、次女にも何度かチャレンジしてみたけどこちらはまったく「?」って感じだった。笑

 私の周りには、少ないが詳細に胎内記憶を語る子もいる。あるママは、妊娠中にアンパンマンとドラえもんをよく歌っていたらしいが、娘が3歳ぐらいのころ、「(アンパンマンの曲を聴いて)この曲は、私がおなかの中にいるときにママがよく歌っていたね。(ドラえもんの曲を聴いて)こっちの歌も何回も歌ってたでしょ。」と言われてびっくりしたと言っていた。「お兄ちゃんが先に生まれたいって言ったから、僕は順番を譲ったんだ。(つまり弟になった。)」と話した子もいる。あと「お空からママを見つけて、おうちの窓からママが見えて、こーんなに可愛くて優しいママはいないなあってわかったから、このママにするって決めて、滑り台のトンネルを通っておなかに来たの。」と語った子もいたり。

 映画の中には中間世(生まれる前の世界)について語っている子どもたちもいた。その子どもたちと全く同じというわけではないが、私がセッションで視たイメージは、やはり中間世と言われる場所だったのだと思う。ただ、子どもたちの中には、カメラをぶつけられたという子はいなかったけど。

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