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「タイリクオオカミCanis lupus」


前書き

 こんにちは!
 三日月ミカゲあかりだよ! 最近は春もうららと陽気が差し……かと思えば朝は寒いのなんの!
 季節の変わり目は隊長も気分も落ち込んでしまうけど、そんなときは好きな生き物と遊ぶ妄想をして楽しもうね!

第2回「タイリクオオカミCanis lupus」

 ということで第2回に紹介するのはみんな大好きオオカミちゃん!
 学名の際にも例として使わせてもらったかわいこちゃんだよ!
(見てない……? なら見てきてー! そしてスキしてくれると僕は喜ぶ……)

 タイリクオオカミは知らない人はいない、と言っても過言ではない程度には有名な哺乳類で僕が紹介する必要はあるかなー? とも思ったよ
 ……でも僕が1番に好きな動物なので紹介するよ!

 和名:タイリクオオカミ(ハイイロオオカミ)
 学名:Canis lupus
(食肉目イヌ科イヌ属タイリクオオカミ)

(食肉目はよくネコ目と表記されるよ!
 ネコ目と言ってもネコではなく、通称を文部省式カタカナ目名といって「生物の階級をカタカナにしよう!」というもの!
 使い分けはするけど「食肉目」のほうがわかりやすいからこっち使うね!)

 オオカミは一部を除いて世界中に亜種が分布していて、日本にも絶滅してしまったけどニホンオオカミCanis lupus hodophilaxやエゾオオカミCanis lupus hattaiが生息していたよ!
 みんな大好きなイエイヌCanis lupus familiarisも彼らの亜種!
(え、亜種がわからない? ならこれを見てきてー!


 じゃあ露骨な宣伝はここまでにして……
 今回はオオカミ! すなわちみんな知っている生き物の紹介なので独断に基づいて僕が「すごい!」と思ったところを書いていくよ!
 ただ多くなりすぎても嫌なので3つの項目にするね!


「鼻がすごい!」

 オオカミですごい、というと真っ先に上がるのはもちろん嗅覚だよね! 動物間での単純な比較は難しいのだけど、人間と比べると約100倍、最大で数億倍の嗅覚を持っているといわれているよ!
(人間の感知できる分子の濃度の数億分の一でも感知ができるぞ!)

 その嗅覚はほかのオオカミの群れの縄張りを感知するためにも使われている、というのは有名かな
 ちなみに縄張りの大きさは100から2,500 km²ほどらしいよ(東京都の単純は2,194 km²)

 単純な嗅覚の良さなんてイヌやオオカミを知っている人ならある程度は理解していると思うから、別の視点での「すごい!」というお話にするね!

 オオカミは鼻で匂いだけでなく、熱を感知することができる……可能性があるよ!!

 イヌは離れた場所から物体の熱放射を冷たい鼻によって感知できると実験によってわかっているよ!
 赤外線センサーのようなもので周囲の温度よりも高い物質に対して反応するということらしくて、恐らくオオカミが狩りなどをするときに使用していた能力を受け継いだ、という考察がされているんだ!

 ただ、上で言葉を濁すのは元の研究がワンちゃんについての研究で、オオカミに対しての実験ではないため……
 さらにほかの動物で確認する実験が今のところないため!
 研究が進むことによって情報を更新する可能性は十二分にあるよ!


「狩りがすごい!」

 オオカミの狩りについて語るにはまず群れについて説明する必要があるので少し触れるね!

 まず、基本的にオオカミの群れとは家族だよ
 比喩でもなんでもなく、ある程度大きく成長すると群れから独り立ちをし、パートナーになりえる別の独り立ちをしているオオカミと出会って子供を作り、それが群れとなるんだ
 アルファとか呼ばれるのも基本的には親であってすごい強いオオカミー! とかそういうのではないよ

 群れをつくる動物では群れによって名前があるのだけど、オオカミの場合はパックと呼ばれるよ!
 その数は平均で10匹程度で最大で37匹の記録があるね!

 オオカミは持久力に非常に優れた動物で30 km/hであれば7時間程度なら走り続けられるとされていて、そんな彼らの狩りも持久力を生かしたものが主体なんだ!
 彼らはネコ科の子らよりもひとりひとりは孅いので弱っている獲物をしっかりと選んで相手が疲れるまで追いかけまわして狩るんだよ

 ではそんなオオカミのすごいという狩りについてをお話しするね

 タイリクオオカミは特定の相手に対しては待ち伏せの戦略もとるよ!

 本来は追跡者として相手を追いかけて捕食するオオカミなんだけどビーバーと生息地が被っているところでは彼らを待ち伏せし、単独で狩りすることが確認されたよ!

 ビーバーは嗅覚にも優れていて池や川から遠く離れることもなく、ヘラジカなどと比べると小さいとはいえオオカミとしても狩りづらい相手だよ
 しかしオオカミたちはそんなビーバーを知能と忍耐力によって単独で狩るんだ!

 鋭い嗅覚に対しては風下に立つことによって……
 また、そんな彼らが池や川から上がって活動する場所の近くで平均4時間もジッと待ち続けて捕食するんだ!
(最大で30時間も待ち続けた子もいたというのだから驚きだね!)

 すなわちタイリクオオカミは獲物によって柔軟に狩りの方法を変え、持久力と忍耐力にずば抜けた賢いハンターなんだ!


「愛がすごい!」

 では最後にそんなオオカミたちの愛についてを語ろうと思うよ!

 まずオオカミは一夫一妻制の動物だよ
 上記でも触れたように若いときに大きな群れから離れたオスとメスが出会って、子供を成して群れをつくるんだ。そのふたりは死がふたりを分かつまで一生変わらないんだよ!

 そんなオオカミたちのつがいは1日の7割程度の時間を100メートル以内という近距離で過ごすよ! 東京都よりも広い面積の縄張りの中で互いに支えあっているんだね!

 さらに彼らの住所は群れのあるところともいえるのだから家族メンバーにも深い愛情を向けるよ!
 有名なのはじゃれあったり、舐めたり、甘噛みなどの愛情表現かな!

 僕として注目してほしいのはオオカミたちの面倒見の良さ、だよ!

 新しい子供たちが産まれるとお兄さんお姉さんは親の代わりにご飯を与えたり、少年少女オオカミの集まるランデヴーサイトrendezvous siteで遊んだり狩りをする弟や妹の子守をしたりと面倒を見ることもするんだ!

 オオカミはとても人気な動物で研究が進んでいることもあるからさまざまな見解や意見があるけど、僕としてはこれらの行動を家族愛として尊ぶことにしているよ!
 オオカミ尊い……



 以上!
 まだまだ語りたいことはあるけどこれ以上はとっ散らかっちゃうからね!
 タイリクオオカミは語りたいことも多い非常に魅力的な動物なのでぜひ自分の手でも調べてみてオオカミの沼にハマってみてね!

後書き

 序盤に述べたようにタイリクオオカミは僕の1番に好きな動物……だからこそ語りたい内容も多いのだけど、やっぱり愛を言語にするってものすっごく難しい
 いろいろな生き物を知ってほしい〜〜ッ! けど有名どころについても書いてみたい〜〜ッ! というふたつの感情と拙い文章が混ぜ合わさっていて非常に読みにくいかもしれない……けどここまで読んでくれてありがとね!
 さて、次はどんな生き物にスポットライトを当てようかな!


オオカミと三日月

<参考文献>

#三日月あかりの生き物紹介 #オオカミ #哺乳類

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