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きものがたり

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旅する着物好きの日常をつづります。 アンティーク着物、昭和モダン着物、現代もの。 タイトルは宮尾登美子さんリスペクトです。
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#東京散歩

夏きもので行く! 増上寺盆踊り

2023年7月22日。 港区芝公園にある増上寺の地蔵尊盆踊り大会に行ってきました。 芝公園駅で降り、地上に出た瞬間に聞こえてきたセミの大合唱。 我が家の近くにも大きな公園があるのですが、園内を歩いていても、か細い声がひっそりと聞こえてくる程度です。 ふだんの暮らしで大音響のセミの声を聞くことはまずないので、すごく夏らしさを感じました。 増上寺の境内やその周辺は、こんなにたくさんのセミが生息できる、ゆたかな自然の土があるのでしょうね。 増上寺とは 増上寺は、浄土宗の七大本

大正ロマン柄(帯)×古典柄(着物)

2023年7月初旬。 誕生日祝いもかねて、夫がコンラッド東京のアフタヌーンティーに連れて行ってくれました。 この日のコーデの主役は、鮮やかなピンクの地色に、織りで大きな百合の花が描かれた絽の名古屋帯。 THE 大正ロマンなアンティークの帯です。 アンティーク着物にあこがれて着物好きの間では、大正から昭和初期につくられた着物(帯も含め)を「アンティーク着物」と呼んでいます。 今年は終戦から78年目。 アンティークと言えば、本来は100年以上経過したものを指す言葉ですが、第