前十字靭帯断裂 体験記part3
再建術後のリハビリではいくつか重要なことがあります
1.炎症の軽減
2.筋肉の収縮を覚える
3.関節を動かす
炎症
手術した後は熱いです。暑くて腫れてて痛くて動きません。
なので冷やす必要があります。
筋肉の収縮
動かないって言うのは、力を入れているつもりなのに動きません。それよりも、力が入っているのか・入っていないのかというのもよくわかりません
筋肉に力が入りにくいですが、徐々に分かってきます。しかし、思うように狙ったところに力が入らなくて、的が外れる感覚になります。
それでも、繰り返す内に思い出してきます。
自分の力では関節はあんまり動きません。そのため、CPMと呼ばれる機械で動かすのですが、これが怖い
曲げるときには
Σ(´∀`;) 「え!?こんなに曲げるの!?やばいやばい!」
関節が動く感覚が分かりにくいのと、手術後に膝を曲げることが無かったのでなかなか怖い経験になりました
始めの頃は
( ゜ ρ ゜ ) (こんなに動かすと関節が壊れるんじゃないか)
と思いました
経過は良かったので、そのあとは問題なく進みました
リハビリで大変だったこと☆
1.膝が硬くて曲がらない
これは本当に大変でした。
膝が90°くらいからなかなか曲がりにくく、停滞していました。
痛くは無いですが、自分の力では曲がらずとにかく硬い感覚
良い事ではありませんが、思いっきり曲げたことがあります。「ビリッ」と音がして、スムースに曲がるようになりました。
(-_-;) (何かヤバイ音がしたけど大丈夫かな)
大丈夫でした^^ みなさんやらないでくださいm(__)m
2.体重の調整
手術をした足に少しずつ体重をかけていきますが、体重がかけられない
痛くないし自分では体重をかけているつもりが、全然体重がかからない。それに、足にかける荷重を1/3・1/2とかに調整するのが微妙すぎて大変だった
これは、患者さんの気持ちがわかる
3.運動への復帰
これが一番不安だった。ジョギングやダッシュもOKになっても
競技復帰はまた別。単純に怖い。
怖いというのは「また怪我するんじゃないの」という怖さ
フットワークや切り返し、コンタクトプレーがあるから復帰するまでは時間がかかった。大丈夫だと思ってからは何ともないけど、慣れるまでは不安だった
色々大変でしたがリハビリの先生に助けられたのが大きかったです。
こういう経験があったから、今このような仕事に就いています。
おそらく、新米の先生だったでしょうが僕にとっては大きな存在でした。
現在
後遺症はほぼ無いといっても良いくらい。曖昧にしたのはそういうこと。
病院の人たちと運動した時に、全力疾走したことがあったが痛みが少し出た。
それと、手術した方の足は健康な足に比べて細い。筋力も弱い自覚がある。
一番はバランスが圧倒的に違うこと。閉眼+片足立ちすると如実に違う
今までの経験から靱帯断裂した人でも経過がずいぶん違うんだなあと驚いたことがある
・術後に膝周りの感覚が低下して、自分で搔いて傷を作る人
・筋肉が弱すぎて腱炎になる人
・不安定感はないが関節が硬い人
・以前の捻挫と融合して、足の治療したら良くなった人
・スポーツ復帰してるけど、痛みが全然残っている人 など
まとめ
・リハビリはしっかりやらないとダメですね^^
・セラピスト側は、色々な見方が出来ると良い
・患者さん側は、何故こういう運動やトレーニングを
するのか認識しとくと良い。疑問を持ったまま
リハビリをするのは結構苦痛
・スポーツ復帰までは何だかんだ大変
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