みんなの『矛盾してるようで成立してる言葉』小説
Twitterで、なんか矛盾してるようで成立してる言葉が好きとつぶやいたら、返信が思いの外来たので、全部繋げて小説にしてみました。
この記事を読む前に
↑こちらの返信を見て頂ければと思います。
見ないで読むとなんのこっちゃわかりません。
こういうの書いた事ないので興味ありましたら暇潰しにどうぞ。
今日は忘れられないあの娘と出会った新宿に行ってきた。
昨日は久しぶりにお父さんのお母さんの家に遊びに行ったし、おとといは五年ぶりに、カレー大好き林くんと一緒に、長田でタコライス買って短時間で食べた。
いやあ、毎日懐かしいなあ。
話を戻そう。忘れられないあの娘というのは本田みよ子。学生時代は略してホンミョウと呼ばれてたらしい。あだ名がホンミョウというちょっと変わった清純派AV女優のような可愛らしい娘だ。
彼女と会ったのはある雨の日、新宿のラーメン屋。僕がカウンターで担々麺を食べてると横に彼女は座ってきた。
『汁無し担々麺つゆだくで。あと野菜サラダ。』
慣れた口調で注文していた。僕は気にせず自分の担々麺を食べた。思ったより辛い。
『辛っ。』
思わずつぶやくと初対面の彼女は僕に向かってこう言ってきた。
『これぐらいで辛いって言ってたら甘いよ。』
急に話しかけられておどろいたが、僕は無視して食べ進めた。
『Can't speak english?』
今度は急に英語で話しかけてきた。僕が外国人に見えるのか?僕は沖縄生まれの醤油顔だ。引き続き僕は無視して担々麺を食べ進めた。
『ノリ悪いなあ。調子乗ってんの?雨なのにそんな曇った顔すんなよー。』
無視する僕にずっと話かけてくる。
『デパートに入るスーパーマン見たことある?』
『あっちで赤井英和が真っ青になってたよ!』
『キツネってタヌキ寝入りするのかな?』
『聞いてる?あんたもしかして塩対応の佐藤さん?絶対そうだと思う!』
なんだこの女は。マイノリティが渋滞してる。
『なんでもいいから言ってごらんよ!』
『Don't think feel』
なんの意味もなく僕はそうつぶやいた。
『Don't think feel ってなんだろう…?』
彼女は考え込んで静かになった。
やっと楽になった。暗闇の中に光が差し込んで来たときのように実に清々しい気分だ。楽にするのも一苦労だった。
すると古田新太似の店員が彼女の注文したものを持ってきて彼女にまくしたてた。
『あんたらさっきからうるさいよ!静かにしろ!うちの店は五本の指に入る四天王の店だぞ!店長は王道のチャレンジャーとしてこだわりの中国産のラーメンを作ってるんだ!わかったら静かに食え!静かにしろよ!』
静かにしろって口うるさく言われた。しかも静かになったあとに。もっと早く注意してくれればよかったのに。早くするのが遅い。
『おい!おれのビールがないぞ!』
カウンターの向こうで酔っぱらいのサラリーマンが店員に絡んでいる。
『吐け!誰が飲んだんだ!』
『確かお客様が先ほど飲み干したかと。。』
『おれが飲んだだと!?そんなわけないだろう!確かでないことは確かだ!』
なんて騒がしい店だ。もう帰ろう。
『ホンミョウ!こんなところにいたのか!』
『探したぞ!ホンミョウ!』
二人の男が急に店に入ってきた。
『こんなとこまで追っかけてこないでよ!』
『君を想うこの熱い気持ちは誰にも負けない!』
『アイス店員の気持ちなんか知らないわよ!』
一人はアイス店員らしい。熱い気持ちのアイス店員だ。
『おれはこれからもっと成功して君を幸せにする!』
『だまれハゲヅラ!ますますハゲてきてるじゃない!あんたみたいな飴細工職人の成功なんてたかがしれてるのよ!』
『飴細工職人を舐めるなよ!』
もう一人は飴細工職人らしい。なんて騒がしいんだ。早くゆっくりしたい。
『私はこの人と付き合ってるの!もう行こう!』
急に腕をつかまれた。
『いやいや、話ややこしくなるから。』
『は?こんなもん簡単にややこしくできるわよ!』
会話になってない。僕は半ば強引に初対面の彼女に連れ出された。
『あのシロの車がクロの車よ!』
さっきの二人の事だろうか。
『とりあえず私の家に行こう!私の家はこの裏側の正面よ!新築の古民家なの!』
『いや、いきなり初対面の女性の家に行くわけには。。』
『こんな時に綺麗事なんて汚い人ね!』
『綺麗事というか、まずなんで僕なんですか?』
『あなた、悪霊が憑いてないの。ツイてるわね!』
『いや、普通憑いてないでしょ。。』
『もう!あなた、うんこみたいなやつなのに流されないわね!いいから来なさい!』
僕は結局新宿の古いホテルに連れ込まれた。やっと落ち着いた彼女に僕は尋ねた。
『あなたは何者なんですか?』
『私は人殺しの生まれ変わりよ。』
『は?』
『今の仕事は密着型エステ、風俗ではありません。』
『は?』
『お店に消毒液があるんだけど、消毒液の入れ物がバイ菌まみれなの。』
『は?』
『あなたみたいな家来の王道みたいな人見ると抱かれたくなるの。真面目に。』
真面目な変態だ。
『私の胸、吸いたくない?私の胸、形がね、四角くなくて、かといって出っ張ってるわけでもなくて、まあ平たく言えば丸いんだ。』
なんて回りくどいんだ。
『いいから早く吸いなさいよ!早くしないとあなたの首を短くする手術の日を首を長くして待つわよ!』
よくわからないが僕は迫力に負けた。
『すいません。吸います。』
『なんだかんだ言って、時間そんなに経ってないのにこんなに勃ってる。。』
そう言うと彼女は僕のパンツの脱がしてしまった。
『あなたの伝家の宝刀、諸刃の剣ね。』
そういって激しく責め立てられた。彼女の顔は蒼井そらに似ている。蒼井そらが顔真っ赤にして頑張っている。
どうにでもなれと思った僕は彼女を責めた。
『あなた、下手だと思ったら上手いじゃない。下手と思わせるのうまいわね。』
そして僕は彼女と一つになった。この際顔に出してやろうと思ったがタイミングが合わずお腹に出してしまった。詰めが甘いせいでミスした事が辛い。
『すこし多すぎ。』
彼女はそう言うとホテルのテレビをつけた。アニメがやっている。フランダースの犬だ。
『起きて、ネロ。』
再放送だろうか。
『私たち、付き合ってるよね?』
なんて速度で話が進んでるんだ。
『いや、重いな。。』
思わずつぶやいてしまった。それを聞いた彼女は寂しそうな表情でこう言った。
『重いなんて軽々しく言わないで!…私、エッチするけど付き合えないから。』
そう言うと彼女はそそくさと姿を消した。
おれは間違っているのか?間違いなく間違っているのか?全米が泣いた傑作コメディじゃあるまいし。
とりあえず体を洗おう。体を洗わない生活から足を洗おう。
外に出ると雨はやんでいた。僕の顔はくもったままだ。
この話はうそです。本当にうそです。
なんのこっちゃ。
全部繋げたらD級エロ小説みたいになった!
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気が向いたらまたなんか書きます!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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