からっぽ

からっぽなのは頭ではなくて
からっぽなのはもっと内側で
からっぽなのに軽くはなくて
からっぽだから欲しくなって
からっぽなのに在る振りをした。

そんな私に色をくれたのは
彼女で彼で貴方で…君だった。
色んな色が飛び散って
僕はやっと少しだけ
からっぽじゃなくなった。

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