〈出版〉理想のおかあさん
あの子がまだお腹の中にいたころ
楽しい毎日を思い描いてお腹をなでた。
いつも笑顔の「優しいお母さん」でいたいと思った。
だけど、生まれてから初めてわかることがあった。
こどもは決して「わたしの思い通り」には育たない。
理想とかけ離れた毎日、どなって怒って泣いて、感情があふれだす。
そう 優しいだけのお母さんにはなれなかった。
だけどね、どんなに困っても悩んでも大変でも
あの子のことが大好きで、心の底から愛しているんだ。
上手くいかないことばかりでも、寝顔に謝る毎日でも
あの子への愛は変わらない。
不器用でいい、理想のお母さんになれなくていい。
その不器用さが「愛情」というのだから。
こどもと一緒に育てばいいんだ。
♡♡♡
初めて子どもを産んだ時、私も理想のお母さんになりたくて、いろんな育児本を読んだり、素敵だなと思う人を真似てみたりしていました。
だけど、なかなか思うようにいかなくて、毎日がしんどかった時もありました。
それでふと、理想のお母さんになるのをやめようと思ったんです。なぜって、辛かったから。なんか違うなと思って。
それで、私が思う理想のお母さんじゃなくて、子どもが思う理想のお母さんってなんだろう?と思って
息子に「どんなお母さんがいい?」と聞いてみると、
「みかちゃんはぼくと遊ぶために生まれてきた」
って言ったんです。
「それなら私にできる!理想のお母さんになれる!」ともう気が楽になって、
それから息子とよく遊ぶようにしたら、毎日が楽しい・・♪笑
しかも、遊ぶというのは息子の遊びに“付き合う”のではなく、私も楽しいと思うことをしました。
その延長でアウトドアを幼児たちとする Pygmy Outdoor Lifestyle School が生まれたのでした。
初めての子育ては本当、お母さんも生まれたてなのですよね。だから、子どもと一緒に自分たち流を作っていけばいいし、
それが自分たちの「家族」の形になるから、それでいい。
どなって怒って泣いて、笑って。
私ももうすぐ臨月。不器用という愛のもとに、また新たに子どもとの暮らしを楽しみたいと思います。
♡♡♡
女優の 石原さとみさん がテレビで本〈はじめてお母さんになったわたしへ〉を「育児が楽しくなったキッカケ」「感動して大号泣した本」と紹介してくださいました。
本はAmazonさんで今売り切れているそうで、こちらからご購入いただけるようです。
たくさんのはじめてお母さんになった方へ届きますように♪プレゼントにも喜ばれているようです。
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