自宅をパワースポットにする5つの方法(前編)
注※一つの記事にまとめる予定でしたが、3つ目まで書いたところで3000字を超えてしまいましたので、前編・後編に分けます!
東京は良い天気です!
皆さま、どのようにお過ごしでしょうか?
今年のゴールデンウィークはどこにも行けないし(ステイホーム週間だそうです)、家に閉じこもっていても欝々としてしまうしなぁ・・・・・・と思っている、そんなあなたに提案です。
いっそ、ご自宅をパワースポットにしちゃいませんか?
お金と時間をかけて山や海や神社仏閣へ行かなくても、自宅がパワースポットになったら、ステイホームも楽しくなりますよね。
今日は、「自宅をパワースポットにする5つの方法」をご紹介したいと思います。良かったらステイホーム週間のお供にどうぞ。
1.部屋の中の特等席を探そう。
家は大きな買い物です。持ち家の方は、おそらく今の家を購入するまでにたくさん悩んで、何度かは足を運んで購入を決めたことと思います。
賃貸の方も、ほとんどの方が内見をして「この家がいい」と自分の意思で決めて、今の家にお住まいになっていると思います。
(生まれた時からご実家に住まれている方や、寮などに強制的に入っている方はすみません。仮に選んだつもりで以下お読みくださいませ。)
あなたは、今の家のどんなところを気に入って、今の家に決めましたか?
もう一つ質問します。
部屋の中の特等席はどこですか?
日向ぼっこスペース、窓からの眺めが良いスペース、おこもり感があってなぜか落ち着くスペース。
目線の先に何が見えるかにも注意を払って、探してみてください。
その特等席が、あなたやご家族の居場所です。普段座るソファや椅子、座布団などがそこに配置されれば最高です。
いちばん残念なパターンは、特等席にTVがあること。人間がTVに特等席を譲っているなんて、残念すぎます。(しかし、日本の住宅のリビングは、しばしばTV中心に設計されていまして、あるある状態でもあります・・・。もしこのパターンだった場合、可能であればぜひ見直してみてください。)
2.何もない空間を愛そう。
まず、収納は床面積の10%まで(作り付け収納含む)、家具は床面積の30%まで。この数字を覚えておいてください。
さて、質問です。
あなたが毎月払っているローンの金額、あるいは家賃はいくらですか?
それに、0.1を掛けてください。
その金額が、あなたが月々「収納」に払っているお金です。これは今の家に住むかぎり、決して解約できないサブスクです。
家賃が5万円だったら、毎月5千円、ローンが月10万円だったら毎月1万円の収納代がかかっています。
「収納たっぷりで良いですよ~」は住宅業界定番のセールストークですが、その「たっぷり」にもお金は発生しています。ウォークインクローゼットなんて本当に贅沢品です。収納の中に動線スペースまで取っているわけですから。
とはいえ、心地良く暮らすためには、普段使わないものをしまっておく収納はどうしても必要です。外出するときに、バッグが必要なのと同じですね。だから、大切なのは適正な収納量を保つことです。
まずは、作り付けのクローゼットや押し入れを徹底的に片づけましょう。なお、片付けの手順はこちらをご覧ください。
収納を片付けたら、スペース、空きましたよね?
そうしたら、無○とかIK○Aとかニ○リで買ってきた、数千円の収納グッズに入ってるモノたち・・・押し入れやらクローゼットの中に入ったりしませんか?
適正なモノに収めれば、買い足した収納家具はほとんど不要になる場合が多いです。(5段くらいの腰高の引き出しとか可動棚とか、「一人で動かせる」くらいの収納が一番空きやすい!つまり要らない!(経験談。この話はまた別に書きたいと思います。))
そして、部屋に置いてある家具が床面積の30%以内に収められたら・・・
あら不思議!部屋が広く感じます!
人間の感覚って不思議なのですが、「家具が何も置かれていないとき」と「家具がぎゅうぎゅうに置かれているとき」には、部屋が狭く感じるんです。
(前者は、内見のときの注意事項なのですが、家具が何も置かれていないときは、比較するものが無いので「もしかして狭い?」と思いがち。持って行っておきたい家具のサイズをメモしておいて、現場でメジャーを当てると良いですよ^^)
部屋の広さに対して適正な家具を配置すると、部屋は広く感じられるんです。その目安が30%以内です。
何もない空間を恐れないでください。そこが空間であるからこそ、心地良く過ごせるんです。
まだ納得できない、という方は、オシャレなインテリアショップを思い浮かべてください。あるいはネットでいい感じの画像を検索してみてください。(今、ショップに行けないですからね・・・)
おしゃれな家具が並んでいますね。
どんな空間に並んでいるでしょうか?
そう、ゆったりした空間です。
お洒落なインテリアショップの「素敵」は「空間」が支えているのです。高価な家具は買えなくても(良い家具って本当に高いんですよね・・・!)、あなたの家の空間は、あなたがコントロールできます。
インテリアショップから家具を盗んだら犯罪ですが、空間を盗むのはタダ!(?)
何もない空間、愛したくなりましたか?
3.視界に入るものは好きなものだけにしよう。
人間の脳って、毎日ものすごい回数の選択をしているそうです。
もしも部屋の中に、目にするたびに「片付けようかな?いや、面倒くさいな・・・」と選択を迫られるモノがあったら、脳の無駄消費じゃないですか?
パワースポットというのは、そこにいるだけで元気がもらえる場所です。脳を疲れさせるものがあったら台無しです。
視界に入るものは、好きなものだけにしましょう。
見るだけでテンションが上がる。落ち着く。やる気が出る。行動できる。そういうもの。
例えば、「英語を勉強しなければならない」と思っている人がいたとします。部屋には、勉強するための参考書があります。それを見るたびに「ああ、勉強しなきゃなぁ」と思いながら、ズルズルとサボリ続けている、という場合。
とりあえず、参考書は目につかないところに仕舞ってみましょう。それでものすごい開放感を感じるとか気分が楽になるなら、その参考書はいらないものかもしれません。
英語の勉強の仕方はいろいろあります。アプリやオンラインで学ぶほうがその人に合っているのかも?もしくは、そもそも英語の勉強はやりたいことではないのかも?
「部屋の中で目につくものは好きなものだけ。」
自分の「好き」を磨くような、単純だけど難しいお題だと思います。
実践したら時には人生を変えてしまうかもしれません。
時間があるGWにぴったりですし、アフターコロナの社会でどのように生きていくか、ひょっとするとご自身の指針が見つかるかもしれません。
「部屋の中を好きなものだけ」にしてほしい理由は、もう一つあります。
こちらの文章をご覧ください。
宇宙の大原則に「エントロピー増大の法則」がある。エントロピーとは乱雑さのことであり、この世界のすべてのものごとは、時間の経過とともにエントロピーが増大する方向に進む。
福岡伸一 『動的平衡3』より
福岡伸一さんは、文系にも分かりやすい理系の話を書いて下さる、生物学者の方です。
エントロピー(乱雑さ)が増大するのが宇宙の大原則・・・
ということは、部屋が散らかるのは宇宙の大原則ってことですね!
いつもいつも、「片付けているのにすぐ散らかる(イライラ)」と思っている方、諦めてください。それ、宇宙の大原則だそうです。たかが人間にはたちうちできません。
福岡さんは、こうも書いています。
利益を生み出すことは、結局のところ「エントロピー増大の法則」に抗って、乱雑さの中から秩序を創出することに他ならない。
福岡伸一 『動的平衡3』より
つまり、「すぐ散らかる」部屋をきれいに保つこと=利益(価値)を生み出すこと。そして、価値を生むためには、エネルギーが必要です。(※このへんの話も分かりやすく書かれているので、興味がある方はぜひ『動的平衡3』を読んでみてください!)
果たして、嫌いなもののためにエネルギー使えるでしょうか?
・・・私は、無理です。
好きなもののためになら頑張れるけど、嫌いなものとかどうでもいいものにはエネルギーを使いたくない。
だから、部屋には好きなものしか置きたくないです。限られたエネルギー(体力、精神力)は、好きなもののために使いたい。だから、そもそも家に入れるものには細心の注意を払いたい。
とはいえ、「好きでも嫌いでもないけど、必需品」もあると思います。そういうものは扉付の収納にしまう。
そして、生活の中で「視界に入るものは好きなものだけ」にする。
いきなり「好き」を選ぶのが難しい場合は、「明らかなノイズ」から片付けるだけでもすっきりしますよ!
というところで長くなってしまったので一旦区切ります。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
続きも読んでやるぜ!という方は後編でまたお会いしましょう。
↓ ↓ ↓ 更新したのでリンク貼っておきます。 ↓ ↓ ↓
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