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南京玉すだれ体験してきた!できた!!

新潮講座」という新潮社が主催のカルチャースクールの講座に時々参加しておりまして。新講座開講時期になるとパンフレットが送られてきまして、一応律儀にふんふんと眺めていたりするのですが。

その中でひときわ異彩を放っていたのが
"一芸を身につけよう! 「体験 南京玉すだれ」"
という講座。


南京玉すだれが体験できる、ですと……??

えっ、こんなチャンスめったにないのでは!?!?!?!?

南京玉すだれといえば、日本人が忘年会や結婚式の披露宴で一度はやってみたい一芸ナンバー1じゃないですか???(あれ?違うかな)(個人的には基本的に一芸披露はやりたくないタイプですが)(ひどい)

一芸を身に着けたいわけではなかったのですが、一度やってみたかったのですよね、玉すだれ。

というのも、昔所属していた劇団の作品内で、先輩がやっていたんです。
友人の結婚披露宴で披露する一芸を見せる、という設定で、確か脚本には何をするかまでは指定していなかったような。
それを先輩は、南京玉すだれをやろうと決めて、習いに行ったのだそうです。

えっ、南京玉すだれって、習えるんだ……

どこで、誰に教われるんだろうか……!?

と思いつつも、ちょっとやってみたいだけの自分、先輩に訊くまでには至らず。

それから幾星霜。

新潮講座のパンフレットにて、邂逅!!これは定めし運命!!


というわけで、受講してきたよ!!

受講者は、わたしを含め6名でした。

教えてくださったのは、
銀座南京玉すだれ白戸一門師範
白戸よよ姫先生です!

(なんだかいろいろ流派も存在するんですねぇ)

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かわいらしいよよ姫先生
(デモンストレーションの時のみマスク外してました)
アートにエールを!の動画

普段は外国人観光客向けに教えたりもするのだとか!
なるほどそんなところに需要が。

他の参加者の皆様も、一芸を身に着けたいという方もいらっしゃいましたね。日本人の一芸需要おそるべし。


南京玉すだれの由来

最初に、南京玉すだれの由来なども教えていただきました。

南京玉すだれは江戸期に現れた大道芸。
富山の民謡こきりこ節に用いられる「ささら」が元となっているのではないかという説があるそうです。

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ささらちゃん

こちらがささらです。先生が目をつけてかわいくしていますが(笑)

江戸時代の本に、物売りが南京玉すだれをしている絵が載っているようです。コピーを見せてもらいました。「金草鞋」とあるので十返舎一九かしら。

ちなみに「南京」とついていますが、南京産ではないそうです。
箔をつけるために「南京」と頭につけたのではないか?ということです。たぶん最先端とか、オシャレとか、そんなイメージだったんだと思います、南京。
今だとなんでしょう、、欧風カレー、とか、銀座カレー、みたいな?


ウォーミングアップで皿回し

さて!さらりと座学をしたあとは、いよいよ実技です!
まずはウォーミングアップで皿回しをしました。
皿回しのときの手首の柔らかさが役に立つんだとか……。

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落ちても平気なプラスチック製かつ回しやすいお皿、そして棒
横から見るとこんなの。真ん中とがってる。

えぇ、、皿回しなんてできるの……??と思っていたのですが、先生がひとりひとり回って、コツを教えてくださり、あっという間にみんな皿回しができるようになりました~!!
わたしもできた~~~
教え方がうまいんじゃ……!!


先生によるお手本

手首もあったまり、皿回しで気もよくしたところで、さっそく実技に入りますが、その前に!
先生がお手本で、原型口上を見せてくださいました~~~
(お写真載せる許可いただいています。この時だけマスク外してました。口上はCDでした。)


♪アッさて、アさて、さても南京玉すだれ

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ちょいと伸ばして、ちょいと伸ばせば、
魚釣る竿にさも似たり~

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ちょいと伸ばして、ちょいと伸ばせば、
瀬戸の唐橋、唐金擬宝珠、擬宝珠ないのがお慰み~

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ちょいと伸ばして、とんと捻れば、
越すに越されぬ、箱根の関所

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炭焼き小屋に早変わり~

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茶店の看板さも似たり~

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ちょいと伸ばして、ぐんと伸ばせば、
阿弥陀如来か、釈迦無二か~

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ちょいと返して、ちょいと返せば、
日本三景、天橋立、

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浮かぶ白帆にさも似たり~

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ちょいと返して、ちょいと返せば、
万国国旗にさも似たり~

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枝垂れ柳に早変わり~

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それでは皆様お達者で。あらエッサッサー(退場)

\パチパチパチパチ/


こ、これを…やるのか……!


やる。

まず最初は、南京玉すだれの裏表と左右、持ち方(だらだらだら~と落ちてしまわない持ち方)、伸ばしたあとの戻し方を教わりました。

おぉ、、これなら持てる、もう怖くない!!

ただし戻し方は慣れないと難しい!!一度伸ばしてから戻すといいよって教わったけど、「先生、戻りませ~~~ん!!」って何回かなりました。

コツは焦らないことだと思います……あと個人的には、玉すだれと呼吸を合わせ一体化するとするすると戻せます……(急にスピリチュアル)

それから、お手本で見せていただいた中で、3種類習いました。

・釣り竿
びよーんて伸ばすやつですね。これ意外と伸びてしまって加減が難しい!あと慣れないうちは戻すの大変!

・阿弥陀如来(ほかの名前で習った気がする……同じ技でも見立て方はいろいろ使えるみたいです)

最初、成功率が低くて苦戦してたんですが、先生にコツを教えてもらったら常にできるようになった~~~
教え方がうまいんじゃ……!!!(2度目)

自分の写真を撮ってもらえばよかったな!

・それから万国旗からの枝垂れ柳

万国旗、旗をつくるだけなんだけど、手順が多くて大変だった…!
あと枝垂れ柳を片手で支えるの重い……!!(笑)伸びると重心がね……

でもできたよ~~~

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万国旗である(唯一片手で写真を撮れた技のため、残された記録)

1時間半の講座で、全員できるようになりました~~~!!!
個人的には阿弥陀如来がお気に入りでした!!
うまく広げられると美しい!そして楽しい。


お土産もらった

なんとお土産つきの講座でして、ミニ南京玉すだれをもらいました~
しかしサイズが違うとできることも違うなぁ……
釣り竿はできるけど、お気に入りの阿弥陀如来がミニではうまくできませんでした(笑)

追記:先生より「サイズが小さいので、腕を前に出しながら作る」といいそうです~!
なるほど!!腕を前に出すと幅が狭まるからできるようになるのか!!
できた~~~
教え方がうまいんじゃ……!!!(3度目)

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↑30本だったけど、長さはこれよりちょっと短かった

ちなみに講座で使わせてもらったのは、33cm×56本のものです。
↓このサイズ


講座情報

さてさて、わたしも南京玉すだれやってみたいわぁ~という方に朗報!
12月か1月以降に開催するかも?とのことです。

(同じ講座が平日にも開催予定だったんですが、日曜は6名もいたのに、はて?)

先生のツイッターをフォローしてチェックをおススメしまぁす!

ちなみに私は、「琉球かれん」という弦楽器もやってみたいと思っている……(また新潮講座にあった)

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真里沢美佳
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