【はみ出し系ライフの歩き方】第9回・女の友情と「リプリゼンテーション」問題
カナダ在住のゆかりと福岡在住の美香が送る、ちょいフェミポッドキャスト「はみ出し系ライフの歩き方」。
今回のテーマは女の友情界隈で起こりがちなこと、美香が久々にライブに行って目の当たりにした「ネタ」、パリテ法やハリウッドで声を上げ始めた人々からの「リプリゼンテーション」問題などなど。
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先週話しそびれたトピックから、ゆかりさんのお友だちLさんに起こったショッキングなできごと。やっと授かったベビーの誕生に湧くLさんに、昔からの親友がしたこととは?
当事者同士しか分からないこととはいえ、親友だった相手のこの行動はショックです。ただ、自分がつらいとき、ひとのしあわせを喜ぶのが難しいのもわかる。
人は変わるもの、友人関係も自然とアップデートされていくものと考えれば、もともとLさんと親友のあいだの関係も変わりつつあったのかもしれませんね。。
美香が先週話しそびれたのは、ライブに行って遭遇した「ネタ」。」
セクシャル・マイノリティのひとをネタにするようなライブのMCに多大な違和感と時代遅れ感。
いちいちこういうときにも草の根レベルで指摘していかんといかんのか...。
そして「政治分野における男女共同参画推進法」(いわゆる日本版パリテ法)成立を受けての〜、
そもそもいまの国会議員が自分たちの代表だと思えない問題。
俳優ベネディクト・カンバーバッチが表明した「男女で賃金差がある映画には出ません」宣言や、女性やマイノリティが声を上げ始めたハリウッドの話も。
日系人俳優は主役が取れなかったり、まだまだアジア系のステレオタイプがあったりが現状なんですね。
「リプリゼンテーション・マターズ(代表には意味がある、代表者がいることが大事である)」。和訳が難しいひと言ですが、今後ますます重要になるキーワード。
性別や人種など自分たちと同じバックグラウンドを持つ人々が、代表者として意思決定の場にいること、ロールモデルとしての姿を示すことのできる場にいること(それが例えば映画だったりメディアであったりします)。大事です。
さて、来週は早くも第10回。ゲストをお呼びしてトークする予定です。どんな科学変化が起きるかな?
お楽しみに!
今週の英語
frenemy:"friend(友達)"と"enemy(敵)"を組み合わせた造語。友達のふりして足を引っ張る人、みたいなニュアンスがありますね。
**qualify **:資格、資格を持っている、適任である。
パリテ法について話しているとき、「こういうときに絶対『男性差別』って言い出す人がいる」「いや、じゃあそんなに(女性以上に男性が)適任なのかい」という意味で出てきました。
diversity:多様性。日本でも「ダイバーシティー」と表記されて話題になることが増えましたね。
representation matters:代表に意味がある。美香はmatter(matters)で2年ほど前にアメリカで起こった"Black Lives Matter"運動を思い出しました。。
affirmative action:アファーマティブアクション。人種(少数民族を含む)、性別などで歴史的、構造的に差別されてきた集団に対し、雇用や教育などを保障する特別優遇政策。
deal breaker:直訳すれば、同意や取引(deal)を台無しにするもの。美香が「自分はもう政治家にはなれない、文春にやられる」と話していた流れで、「若い頃の過ちは誰でもある。でもセクハラしてたとかKKKに入ってたとかだったら話が違うよ、そういうのは絶対見過ごせないことだよ」、という意味で出てきました。
bully culture:bullyはいじめ。ネットでのブリーカルチャーもどうかと思う、これは次回以降にまた話そう、となりました。
lookism:見た目による差別、外見至上主義。
今回の内容↓
0:44 先週話しそびれたこと①フレネミー1:22 フレネミー、周りにいる?
1:50 高校時代、友人関係苦しかった by 美香
4:10 ゆかりが入っているFBの秘密のグループで…
7:07 「女友達ができなくて寂しい」あるひとの話
08:53 親友から「もう連絡しないでください」と手紙がきた!
10:30 自分がしんどい時に人の幸せを喜べないのはわかるけど
11:40 ゆかりのいちばん長い友達は「ペンパル」友達
13:45 人は変わるから友達関係も変わっていく
15:55 「フレネミーは昔からの友達がいない」らしい
20:35 先週話しそびれたこと②ライブで遭遇した「ネタ」、スルーしていいの?25:30 草の根レベルで言っていかないと変わらない
26:10「俺は黙らねぇ」ステッカーをつくらなきゃw
27:00 来週は第10回記念、ゲストを呼ぼう!
27:50 パリテ法、成立
29:53 「国会議員は国民の代表」でも、代表と思えない問題
32:13 女性議員は増えて欲しいが、自分は働きたくないのが本音
33:01「均等」って何?「同数」とか「平等」じゃダメなの?
35:00 「逆差別になる」ことはありえない
36:00 優秀じゃない女性管理職が増えてこそ真の平等説
37:30 ベネディクト・カンバーバッチの「男女で賃金差がある映画には出ない」宣言
38:40 ハリウッドレベルでも「男が家計を支えるから」賃金高いの??
39:38 アジア系俳優の賃金が低いという話
40:22 ゆかりが日系人俳優のトークセッションで聞いたこと
40:37 ハリウッドで日系人は主役をとれない
42:00 映画界でもみんな声を上げ始めている
42:40 Netflixで観るドラマのステレオタイプ「アジア系女性の医者」
44:20 “Representation matters”
45:40 ひどいステレオタイプしかなかった時代からの変化
45:55 小さな子供にとって自分と同じ人種の人の活躍は大事
46:06 「ステレオタイプ」に関してはまた来週話そう!
48:00 美香、まさかの政治家立候補?
50:22 ブリー・カルチャーもまた別の週に話そう!
52:10 日本は公の場に出ると何をやっても何かを言われる
52:53 今週のポジティブ
Thank you for reading!