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SNSの心理学ー言葉でわかる相手の性格ー

Twitterに私がハマった最大の理由。

それが「言葉の使い方、選び方」が面白いからです。言葉には本当に人柄があらわれるな〜と実感しています。よく性格は「態度」に出やすいと言いますが、実は使っている言葉や、考え方にしっかりと性格が出ています。

心理分析プロファイラーになって、1年近くで、企業の従業員さんや、友人、知人、分析認定講師養成講座の受講生さんなど、300人以上の分析レポートを書いてきて、分析マニアの私は、性格と身体(体型、動き)には非常に関連があるなと実感しました。だからこそ、皆さんの言葉を毎日見ているのが楽しくて仕方ありません。

ではどんな風に私がみているのかお伝えします。

実際に私たちが使う言葉には内側つまり自分自身に向けた「つぶやき」いわゆる「ツイート」と、外側に向けて発した言葉があります。つぶやきは1日中やっています。寝ている時もしていると言われています。自分自身とのコミュニケーションと言えます。言葉は、相手とのコミュニケーション手段として使います。Twitterで使っている言葉はその中間にあるように思います。

つまり、Twitterでの言葉は、実際に相手がいる状態ではないけれど、自分の思いや考えを伝えるツールなんだと理解しているので、その言葉の選び方、使い方に性格が現れているように思います。

あなたの特徴

私は学んで心理分析プロファイラーになりました。師匠は現役探偵であり、探偵歴日本一谷口敏夫さん。その師匠が犯罪心理学と交流分析をベースに作り上げた「谷口式エゴグラム、コミュニケーション心理分析プロファイリング」で分けられる6つのエネルギーバランスより判断するものです。心理分析では別のnoteで詳しくまとめましたが、60問の質問に答えてもらって分析し、あなたが実際にどんなエネルギー(キャラクター)個性として使って生きているのかを点数化して、高い場所を長所、低い場所を課題点として出します。そしてそのバランスを考慮して分析していくものです。

実際の質問をやらなくても、実はあなたの言葉の選び方や言い方、表現の仕方には、その性格がしっかり現れています。その特徴を知ると、あなたの特徴、そしてあなたが今後繋がっていく人の特徴を理解できるようになります。

谷口式エゴグラムではその特徴を「父性」「母性」「大人」「自由な子供」「従順な子供」「エネルギッシュな子供」の6つに分けています。それぞれの特徴によって、話す言葉が変わってきます。一つ一つ紹介していきます。

「父性(批判的な親)」の高いタイプの特徴

父性の高い人は、物事を判定的・否定的に表現しやすいです。

🔹「〜するのが当然だ」
🔹「〜したほうがいい」
🔹「当たり前だ!」
🔹「バカか」 などなど

リーダー気質で、社会的ルールをきちんと守っている人、1代目のワンマン社長さんなどに多いタイプと言えます。誰かと比較して批判することもあるタイプです。文字の表現には心の中で思っていても「出さない」ようにしているかもしれませんが、表現が「決めつけ」であったり「批判」であったり、相手に言うことを聞かせようとしているような印象を受ける場合は、このタイプです。

あなたが人付き合いの良いタイプでないかぎり、「怖い」と感じてしまうことが多いでしょう。正しくないと批判されたことに対しての怒りが半端ないタイプです。

そもそもこのタイプはSNSを拒否してやらないタイプが多いので、SNS上ではあまり見かけないと思います。

「母性(保護的な親)」の高いタイプの特徴

共感したり、褒めたりすることが得意なタイプです。言葉の選び方も柔らかく、包み込むような印象を受けます。

🔹すごいね、さすがだね!
🔹大丈夫だよ
🔹ありがとう、嬉しい、素敵
🔹相手を楽にする言葉を言う

温かみのある声かけ、表現が多く、相手に寄り添う言葉選びをします。人のためになることに注力できる人で、誰からも親近感を持たれます。だからこそ、相手のことを心から心配したり、一生懸命理解しようとするので、仲良くなりやすいタイプと言えます。

あまりに度がすぎると、「この人、八方美人だな」と思われてしまうので注意が必要です。そして、人のためにやっているのに、否定されたり、認めてもらえないと恨み・妬みに変わります。

共感・励ましなどの発言の多い人がこのタイプと言えます。

「大人」の高いタイプの特徴

一見穏やかに見えて、一番頭の回転の早いタイプです。感情の起伏が起こる前に、先を予測して動くために穏やかに見えます。また分析力の高いタイプとも言えます。

🔹具体的な表現が多い
🔹結論を先に言う
🔹合理的に理由を言う
🔹意味のある質問をかける

何より柔軟で穏やかなな雰囲気がある中、すごく冷静で具体的な印象があると思います。SNS上では、雰囲気は感じられないかもしれませんが、説明がうまいとかわかりやすい人がそのタイプだと思います。きちんと自分の意見を持っていて、頭の回転の早いタイプに感じられる方です。

有益な情報を伝え、相手にわかりやすく具体的に伝えていたり、分析をしっかりして冷静に取り組んでいるタイプと言えます。

「自由な子供」タイプの特徴

とにかく、楽しそうなこと、面白そうなことが大好きで、好奇心旺盛なタイプです。とにかくハッピーな感情を出すことが多く元気のあるタイプです。

🔹〜したい、〜やりたい
🔹おもしろい
🔹めっちゃ、やばい、キャー
🔹短縮言葉をよく使う

とにかく元気で楽しいことが大好きなタイプです。自分に素直で自然な感情表現をすることが多いのです。はしゃいだ雰囲気を感じるので、一緒にいるとワクワクする感じがします。

自分の感性のままに、「嬉しい、楽しい」を伝えたり、やりたいことをやっていることなど、自分が楽しいを追求している発信が多くなります。他人がどう思うかとか関係なく楽しい・面白いに集中できるのですが、「面白くない」と思った瞬間に冷めてしまうこともあるので、気づいたら投稿がなくなっていたということも起こり得ます。

従順な子供タイプの特徴

どちらかと言うと、遠慮がちで恥ずかしがるタイプです。自信がなくて、優柔不断に感じてしまうようなタイプです。

🔹遠慮がちな表現
🔹どうせ私なんか
🔹同情引くような表現をする
🔹かまってちゃん

故意的に注目を集める表現はありますが、そうではなくて根本的に「人から同情される」表現が多くなるので、つい「どうしたの?」と声をかけたくなるタイプです。

投稿する内容は、「私は頑張っている」「こんなに大変な思いをしている」「こんな大変なことにあっている」など、相手に無意識に心配をかけたり、応援してもらおうとする投稿が多くなります。

エネルギッシュな子供タイプ

別名、「反抗の子供」タイプとも言えます。逆境を力に変えられるエネルギーのあるタイプと言えます。嫌なことがあってもそれをバネにして頑張れるタイプです。

🔹「やってやる!」
🔹命令的な表現
🔹挑戦的な表現

絶対に負けたくないと言う思いが強いため、でかい態度をとったり、表現をすることが増えます。また権力を求めるタイプと言えます。

バカにされることを嫌い、何かあっても「何クソ」と頑張れるタイプです。エネルギッシュに自分を鼓舞したり、強い言葉を選んで投稿しています。

どのタイプもあなたにはある

あなたは6つのタイプの中でこれだけ!と言うことはありません。実は、この6つのタイプのバランスがあなたの性格を決めています。

SNSで表現する場合、自分がどんなタイプの人に読んでもらいたいのかによって表現を変えていると思います。そして、どのタイプにも魅力を感じる人がいるのがおもしろいところだと思います。どのタイプが良い悪いではありません。自分のよく使う表現によってタイプがわかるのです。

逆に自分がどんなタイプの人と仲良くなりたいのかによっても、選ぶ表現は変わってきます。父性の高いタイプに自由な子供のタイプで話しかけても響かない。逆にリーダーシップを求めているタイプに、依存的な表現をしても響かない。

自分が言葉を伝えたい相手のタイプがどんな人なのかがわかると、相手との言葉のやり取りも変わってきます。

SNSでは自分の理想をSNS上で作り上げている人、自分の本音を出している人など様々な人がいるように思います。それぞれ、理想であっても本音であっても、その人が見て欲しい自分なのだと思います。だからこそ、それを受け止めて、表現できることが一番重要だと思います。

まとめ

SNSは実際に会うよりも情報量が少ない媒体です。だからこそ、できることがある場所です。

本当の自分を知ってもらいたい人もいれば、仲間の欲しい人もいる。そして自分の思いを伝えたい人もいるし、自分を鼓舞させて宣言したい人もいる。どのタイプの人にも共通なのが、「わかって欲しい」「認めて欲しい」と言うこと。そうでなければ、「表現しよう」とは思わないでしょ?

SNS上で人間関係を作りたい、その人と仲良くなりたいと思うのであれば、ぜひ相手のタイプを知ってほしいと思います。

ただしビジネスでの繋がりは別。騙すようなやり方は自分の身を滅ぼすだけなので要注意。SNSであっても、人間関係を大事にできない人は、自分自身が病んでいくしかなくなってくるので要注意です。

あなたがもし理想の自分に近づくためには、言葉の使い方に気をつける習慣を持つだけでも理想に近づくチャンスは増えて行きますよ。



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