第１回「彼らは走る。」

こんにちは、ミカパンダです！
「はじめに」をまだ読んでいない方は、まずそちらを読んでからこちらの記事に戻ってくださいね。

さて、記念すべき第１回です！
私が重要視するのは、「英文の構成を理解すること」。
そして、「中学英語を思い出しながら話せるようになること」です。
というわけで、簡単な文から英語にする練習をして、どんどん肉付けして長い文にしていきましょう！

なお、答えは日本語の文のすぐ下に出てしまいますので、指で隠してから考えてくださいね。

①私は走る。
↓
I run.

②彼は走る。
↓
He runs.

③彼女は走る。
↓
She runs.

いかがですか？
そう、主語が彼(He)/彼女(She)の場合は動詞の最後にsがつくんでしたね。
これは、主語がItの場合も同じです。
それでは、次に行ってみましょう！

④私たちは走る。
↓
We run.

⑤彼らは走る。
↓
They run.

しかし、主語が「私たち(We)」や「彼ら(They)」になると語尾のsが不要になるので注意が必要です。

では、否定文にしてみましょう。

⑥私は　走らない。
↓
I don't run.

⑦彼は　走らない。
↓
He doesn't run.

⑧彼女は　走らない。
↓
She doesn't run.

⑨私たちは　走らない。
↓
We don't run.

⑩彼らは　走らない。
↓
They don't run.

いかがですか？
主語が｢私｣･｢私たち｣･｢彼ら｣の時は動詞の前に"don't(do not)"、｢彼｣･｢彼女｣の時は"doesn't(does not)"にします。

では、今度は疑問文にしてみましょう。

⑪あなたは　走りますか？
↓
Do you run?

⑫彼は　走りますか？
↓
Does he run?

⑬彼女は　走りますか？
↓
Does she run?

⑭彼らは　走りますか？
↓
Do they run?

いかがですか？
疑問文の時は、DoesやDoが動詞の前に置かれます。

では、次に進みましょう。

⑮私は走っている。
↓
I am running. / I'm running.

⑯彼は走っている。
↓
He is running. / He's running.

⑰彼女は走っている。
↓
She is running. / She's running.

⑱私たちは走っている。
↓
We are running. / We're running.

⑲彼らは走っている。
↓
They are running. / They're running.

いかがですか？
いわゆる「現在進行形」というものですが、そのような文法用語は一切覚えなくて大丈夫です。笑

では、これを否定文にしてみましょう。

⑳私は　走っていない。
↓
I'm not running.

㉑彼は　走っていない。
↓
He isn't (is not) running.

㉒彼女は　走っていない。
↓
She isn't running.

㉓私たちは　走っていない。
↓
We aren't (are not) running.

㉔彼らは　走っていない。
↓
They aren't running.

では、次は疑問文です。

㉕あなたは　走っていますか？
↓
Are you running?

㉖彼は　走っていますか？
↓
Is he running?

㉗彼女は　走っていますか？
↓
Is she running?

㉘あなたたちは　走っていますか？
↓
Are you running?

㉙彼らは　走っていますか？
↓
Are they running?

現在進行形の場合、"be動詞（am,is,are）+主語+動詞の原形"という語順で疑問文になります。

では、次は過去形にしてみましょう。

㉚私は走った。
↓
I ran.

㉛彼は走った。
↓
He ran.

㉜彼女は走った。
↓
She ran.

㉝私たちは走った。
↓
We ran.

㉞彼らは走った。
↓
They ran.

いかがですか？
過去形の場合、彼(He)/彼女(She)に対応する動詞にsはつきません。ここがポイントです。

では、過去形の否定文にチャレンジしてみましょう。

㉟私は　走らなかった。
↓
I didn't (did not) run.

㊱彼は　走らなかった。
↓
He didn't run.

㊲彼女は　走らなかった。
↓
She didn't run.

㊳私たちは　走らなかった。
↓
We didn't run.

㊴彼らは　走らなかった。
↓
They didn't run.

いかがですか？
主語が「彼」「彼女」の場合でも、否定文なら動詞は原形のままです。
そして、同じく"didn't"を使います。

では、過去形の疑問文に挑戦してみましょう。

㊵あなたは　走りましたか？
↓
Did you run?

㊶彼は　走りましたか？
↓
Did he run?

㊷彼女は　走りましたか？
↓
Did she run?

㊸あなたたちは　走りましたか？
↓
Did you run?

㊹彼らは　走りましたか？
↓
Did they run?

過去形でも、現在形と同じように"Did+主語+動詞の原形"という語順になります。

㊺私たちは　町の中で　走っている。
↓
We are running in a town.

㊻私たちは　町の中で　走っていた。
↓
We were running in a town.

"am","is"の過去形は"was"、"are"の過去形は"were"ですね。

㊼彼らは　公園の中で　走っている。
↓
They are running in a park.

㊽彼らは　公園の中で　走っていた。
↓
They were running in a park.

㊾彼女は　笑いながら　走った。
↓
She ran smiling.

㊿彼女は　音楽を聴きながら　走った。
↓
She ran listening to music.

「(…を)～ながら」は、「～ing(…)」で表現されます。

51）彼女たちは　一緒に　走っていた。
↓
They were running together.

「彼女ら」に当たる英語はありませんので、TheyのままでOKです。
また、この文における「一緒に」は英文の構成上必須の単語ではありません。このような単語を「副詞」といいます。
先ほどの「公園の中で」や「笑いながら」「音楽を聴きながら」も同様です。
英文の場合、これらのような「前置詞(at,in,on,withなど)+名詞」で構成されている「副詞」は最後に置かれます。これは覚えておきましょう。
※しかし、"～ly"といった副詞は例外です。文の途中に置かれることがあります。

それでは、レベルアップです！

52）私は、彼らが　一緒に　走っている　のを見た。
↓
I saw that they were running together.

これができたら素晴らしいですね！
まさに、これが典型的な英文の特徴です。

まず、主語と動詞を話す。つまり、「私は見た」と先に言ってしまうんですね。
それから、that以降に「何を見たのか？」という「内容」を話します。
つまり、「彼らが一緒に走っているのを」(that they were running together)ですね。

そしてもう一つ注意したいのが、動詞が現在形なのか過去形なのかという点。
日本語では現在形になっていますが、英語では過去形になっていますよね？
日本語は過去形にしても問題ありませんが、この場合、英語は必ず過去形にしなければなりません。
なぜなら、メインの動詞「見た」(saw)が過去形だからです。
メインの文は飽くまで "I saw" ですから、サブの文もそれに合わせて過去形にする必要があるのです。
これを「時制の一致」と言いますが、これも覚えなくて大丈夫です。笑

「メインの文の動詞とサブの文の動詞の時間は合わせないといけないんだな」ぐらいにしておきましょう。

いかがでしたか？
この１ページで、一気に中１から中３レベルまで駆け抜けたことになりました！笑
実際に走ったわけではありませんが、あなたの脳はいい汗をかけたでしょうか？

というわけで、今後もこのような形で記事を書いていきたいと思います！

しかし、記事を読んで満足するだけでは全く身につきません。それでは、せっかく読んだのにもったいないです！

なので、単語カードやノートを買って、ノートの場合は左に日本語の文、右に英文を書き、縦半分に折って英文だけ見えないようにして、暗唱できるようになるまで練習しましょう！

私は、大学受験生の時に高校レベルの英文を死ぬほど暗記しました。それがあって今があります。

脳内に英文の基礎を作るために、ぜひやってみてくださいね♪