見出し画像

パートナーシップ

この1年くらい、夫との関係がようやく改善してきた。

昨年くらいから子どもの学校関連で急にやることが増え、日々のタスクの中で溺れそうになっていた私は、夫に切々と訴えた。子どものことと家のことをもっとやってほしい、私はもうこれ以上できない、と。そういう訴えをしたのはこの時が初めてではなかったけれど、なぜかこの後から彼は確実に変化した。

私が子どもの宿題や勉強を見ている間、夫は自分のやる当然のタスクとして夕飯の準備をしてくれるようになった。彼の作れそうなメニューを考え、材料の買い出しをしておくことが前提だけど、以前よりはずーっといい。前は子どもの勉強を見てから慌ててご飯の準備をしていたのでイライラがひどかった。だってその間、夫はのんびりしているんだもの。時間が遅くなって焦っているのもあるし、そこにソファでスマホ見ている人がいると苛立ちが募る。今思うと、夫は何をしていいかわからないから、動こうにもやり方がわからなかったのかもしれない。妻に聞こうにも、いつもキリキリしてるし(だって密かに怒ってるからね)。

そして今年からは息子たちのサッカーが本格化し、サッカー周りの準備や予定の管理、チームへの問い合わせや他の家族とのやりとりなど全て自分ごととして引き受けてくれたのも大きい。もともと、夫が好きなスポーツだし、私より夫の方がよほど詳しいので当然と言えば当然だけれど、これまで子どもの活動は全て私が管理していたから、全部でなくとも手が離れたのは大きい。息子たちのサッカー熱が高まるにつれ、サマーキャンプや休みの日のアクティビティも全てサッカーになってきて、私があれこれ手配しなくても良くなってきた。これは助かる。

こうして、自分の負担が減って心のゆとりができ、夫が色々やってくれることで感謝の気持ちも出てくるようになり、自然、関係がよくなった。日々お互いに笑顔を向け合うのが普通になった。夫への怒りを抱きながら暮らしていた時は、目も合わせなかったことを考えればすごい進歩だ。話す口調もやわらかくなり、ご機嫌でいられることが多くなった今は、語尾にたいてい「♪」がついていると思う。

たぶん、夫婦間の家事・育児分担だけでなく、子どもに手がかからなくなってきた、とか、夫の在宅勤務が増えた、とか他の色々な要因も絡み合っての変化だと思う。

同じ日に在宅勤務だったりすると、
昼休みに一緒に近所を散歩したり

産後に続き、コロナ中は夫婦関係一番の危機だった。そこから数年、なんとなく脱却できないままモヤモヤしていたのが、やっと明るいところに出られた感じ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?