一行でも売れたらプロの文筆家
2008年、私は城山三郎経済小説大賞をいただき、ダイヤモンド社から「ロロ・ジョングランの歌声」を出版した。
以来、KADOKAWAや中央公論新社からも小説を出版している。
でも、小説を販売して生計を立てるにはほど遠い。もともと経済小説は取材が大変な分野で、経費が掛かる。私はODA業務で様々な国に行き、調査に慣れているので情報収集能力に長けていると思が、あくまでも報告書を書くための情報であって、小説のためのものではない。だから、まじめに一冊書こうとすると、印税よりも取材費の方が