【🇫🇮留学】フィンランド南部の冬を乗り越えた服装について
今日は寒くて、とうとう冬用のコートを出してしまった。昨年の冬に大活躍したコートだ。
瀬戸内育ちの私は氷点下のフィンランドの冬の服装に見当がつかず、寒さを乗り越えられるが不安だった。
ネットで情報を調べるが、フィンランドでも北部と南部では気候も違うし、旅行と長期滞在でも対応は異なる。
今回は、フィンランド南部の町、トゥルクでの一年目の冬を乗り越えた服装をメモしてみたい。
最高気温が10度、最低気温が0度ごろの服装(10月下旬ー11月上旬)
この時期は日本の都市部の冬の服装(コート、セーター、デニム、ブーツ等)で対応可能。冬のおしゃれが楽しめる時期。
最高気温が0度、最低気温が-10度ごろの服装(11月下旬から12月)
この時期に雪が積もる。また昼間に雪が溶けて、夜間に再度凍るなど足元が悪くなる。
通常のウールコートでは防寒が不十分に感じたが、どのコートならトゥルクの冬が越せるのか見当がつかず、デパートの店員さんに一緒にコートを選んでもらった。私はフィンランドのメーカーMAKIAのコートを選んだ。
全く同じものは見つからなかったが、上記のものに近い。防水防風加工が優秀で、雪にも軽い雨にも対応でき、汚れに強い。ポケットがチャックになっていて、手袋等も落としにくい。
軽くて、デザインも気に入っていたので、後述する-10~-20度ゾーン以外はほとんどこれを着ていた。
ただし、このコートだけでは全く不十分である。ヒートテック上下、セーター、マフラー、手袋、ニット帽の小物も必須である。
さらに、足元が悪いので、おしゃれブーツ等では心もとない。トゥルクの女性はドクターマーチンのブーツが人気のようだった。
私は節約のため、フィンランドの大型スーパーprismaで下記のような防水のブーツを探した。
フィンランドに売られているブーツはこのように厚底のものが多く、溶けかけた雪道もスニーカーよりは歩きやすかった。裏起毛になっていて暖かいのもありがたかった。
最高気温がー10度、最低気温がー20度前後の服装(1月ー2月の一定期間)
昨年の冬、トゥルクには寒波が訪れていた。-20度を下回ることが数日あったが、同僚によると珍しいことだそうだ。
この時期はさすがに前述のMAKIAのコートでは足りなかった。
あわてて、下記のようなロングダウンコートを購入した。カナダグース等の高級ダウンを着ている人もよく見かけた。軽くて暖かいんだろうなあ。
さらにこの時期になると、通常のデニムなどの上に、下記のようなアウトドアパンツを重ね着してスーパー等にきている人をよく見かけた。
私も導入したが、これがかなり暖かくてよかった。寒さは足元からくるとはこのことかと思った。
冬に起きたハプニング
私は昨年の冬に、凍結した道で思いっきり転倒した。前述のゴム底のブーツを履き、中腰でペンギン歩きをしていたにも関わらずだ。少し傾斜があって、アイスバーン状態の道はスケートリンクのようで、気づいたら衝撃と共に青空が見えた。
噂によると、手持ちの靴がスパイクシューズになる着脱式の製品があるようなので、転倒による骨折を予防するために導入したい。
一晩で膝が埋まるほどの雪が降り、玄関から敷地外に出られないこともあった。雪かき用のスコップの必要性を痛感した。通常なら15分ほどの保育園までの道を、1時間かけて半泣きで娘と歩いた。
初めてのトゥルクの冬 感想
適切に防寒すれば0~-10度の時期が、雪が溶けることもなく一番過ごしやすかった。建物内は基本的に暖房が効いているので暖かい。また除雪車も1日に一回は走ってくださり、とてもありがたかった。
フィンランド人は冬になると通常の靴下に、手編みのウールの靴下を重ねることが多いようだ。暖かそうだし、かわいい。今年の冬は導入したい。
娘の防寒については、また次回。
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