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メドックマラソン2022 感想と個人手配の注意点

こんにちは。

このたびフランス・ボルドーの少し北、ポイヤックで毎年9月に行われるメドックマラソンに参加してきました。
ボルドーワインを飲みながら有名シャトーを巡り、42kmを走るという素晴らしいイベントで、ワイン好きなら一度は挑戦を夢見るのではないでしょうか。

マラソン自体はとても楽しく最高だったのですが、個人で申し込みをしたため危ういところもあり、備忘も兼ねて書き残しておこうと思います。

ツアーで参加される方が多いようですが以下の点に気を付ければ個人での手配も難しくありません。

・公式ページから申し込み(毎年4月頃)
・Medical Certificate - 医師の診断書のオンライン提出
・本番前日にポイヤックにゼッケンを取りに行く
・宿泊施設、移動手段の確保
・テーマに沿った衣装の準備

一つずつ見ていきます。

・公式ページから申し込み(毎年4月頃)

まず公式ページから申し込む必要があります。フランス語がベースですが英語にも切り替えが可能です。

4月からエントリーが開始され、定員は8500人です。人気のため、早めに申し込みをするようにしましょう。
マラソンだけの基本のものが90€、前日夜のパスタパーティーや翌日朝の10kmのウォーキング付きだと113€~184€です。後述する宿泊場所や移動手段を考慮してどのプランにするか決めましょう。

・Medical Certificate - 医師の診断書のオンライン提出

ウェブサイトよりMedical Certificateのフォーマットがダウンロードできます。このフォーマットを使用しても、各医療機関が発行するものでも大丈夫です。とにかく英語か仏語で記載され医師のサインが入った、フルマラソンを走るのに支障がないという証明書をオンラインで提出する必要があります。
私はイギリスのGPで発行してもらおうとしたのですが、危険が伴うため保証できないと言われ仕方なく以下サイトで手配しました。オンラインで質問に答えるだけで、数日で発行してもらえます。£65かかりましたが、医療機関に出向かず簡単に発行できたので助かりました。


・本番前日にポイヤックにゼッケンを取りに行く

今回の旅で私が最も判断を誤ってしまったたのがこのポイントです。
本番前日の金曜日、10時から23時の間にポイヤックへゼッケンを取りにいかないといけません。これが意外とシビアでした。金曜日の16時半ボルドー着の便を取りましたが、飛行機が1時間遅延。ボルドー空港からポイヤックまでは車で1時間・電車では2時間弱かかります。ボルドーのホテルのチェックインを済ませポイヤックに到着したのは21時頃でした。悲劇は次の項目に続きます・・・

・宿泊施設、移動手段の確保

前述の通り、ポイヤックに前日にゼッケンを取りに行くことを踏まえて宿と移動手段を確保しないといけません。ポイヤックは田舎町のためホテルもレストランも少なく、多くのランナーはボルドーに滞在するようです。私もボルドーに宿を取りました。
マラソン前日の金曜日・当日の土曜日・翌日日曜はボルドーとポイヤック間のシャトルバスが運行されます。ただシャトルバスの予約サイトの挙動がひたすら怪しく、運営にメールしようやく発行できた金曜日のチケットは行きが17時半(最終便)、帰りは23時を選択したつもりが空白で発行されました。
そもそも飛行機の時間が厳しかったため金曜日は電車でポイヤックに向かい帰りはバスで帰ろうという算段だったのですが、なんと帰りの便は20時が最終だったと言われたのが、ゼッケンを受け取った22時。運営の方々みな英語が拙く、でもどうやら23時にもバスが来るかも?といったようなことを言われ、不安を抱えながらバスの時間までパスタパーティーに飛び込み参加。公式サイトで事前申し込みができるものとは別で、その場で支払えば参加できるものでした。ワインは飲み放題でパスタ、スナック、ケーキにコーヒーもついて20€。

音楽が大音量で流れており、踊っている人もたくさん


さて23時になったものの、一向にバスが来ません・・・。
ちなみに翌日、マラソン本番の土曜日はボルドーをAM 6:30にシャトルバスが出発するのでこの時点でかなり時間が厳しく気が気ではありませんでした。
終電はとっくに無く、タクシーもUberもいません。もう終わりかと思ったのですが夫がバス会社に電話をしてくれ、交渉の結果、なんと運営のスタッフの一人が自分の車でボルドーまで送ってくれることに…!この人の話によるとやはりシャトルバスの最終便は20時だということで、さっきの23時という話は何だったのかと呆れつつ田舎町ならではの温かさに救われ、なんとかボルドーに戻ることができました。ホテルに着いたのがAM1時。翌日の6:30のバスに間に合うよう起きるのがとてもしんどかったのは言うまでもありません。。。

・テーマに沿った衣装の準備

色々ありましたが、早朝のまだ暗いボルドーの町からポイヤックに向かう人々の派手な服装を見るだけで眠気が吹き飛びました。メドックマラソンは毎年テーマが定められており、2022年のテーマは「映画」。様々な仮装の人がいてとても賑やか。ちなみにメドックマラソンのアプリからもコスチュームが注文できます。

ボルドーAM 6:30
ポイヤックに着いた人々
給水所にワイン
シャトー
葡萄畑の中を走る
ゴール!
6時間半以内に完走。ゴール地点のテントにこのコップを持っていけば飲み放題だったらしい…!


まとめ

もしボルドーに滞在し、レンタカーではなくシャトルバスや電車を使ってポイヤックまで移動するのならば、木曜日か金曜日の午前中までにボルドー入りすることをお勧めします。土曜日の本番のシャトルバスは朝6:30の一本しかありませんので・・・。
日曜日のウォーキングなど、イベントを楽しみ尽くしたいのならばポイヤックに宿を取るのもいいかと思います。
移動手段さえ気を付ければ、とても賑やかで楽しいマラソンなので、楽しめること間違いないかと思います。

色々勉強になったので、次回は余裕をもって参加したいです。
ではでは!






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