未熟者のカレー道 第2回 〜スペアリブの豚骨魚介カレー〜
俺の名前は未熟者。どこにでもいる独身精神科医だ。
前回のカレー道、めちゃくちゃ閲覧されてて正直ビックリした。noteが趣味のマダムの皆さん、本当にありがとう。
今は秋の某日、ちょっと前まで35℃とか言ってたのに、気がついたら長袖がないと肌寒い季節になってきた。
寒くなってくるとカレーが食べたくなる。
なんならデカい肉にもカブりつきたい。
なんなら魚介豚骨ラーメンも食いたい。
独身男性の欲望は留まることを知らず、それぞれの欲望が自分勝手なことを言ってくる。
誰かが言った・・・全部やっちゃえばよくない?
俺は思った・・・全部やって確かめればいいだろう(PRAYING RUN)
独身男性の挑戦が始まる。
カレーを作る手順
1.
まずは昆布とかつおぶしの合わせだしを作っていく。今回の魚介豚骨カレーのベースとなるものだ。しっかりとダシをとっていく。だしをとるとき、あまり動かさないとか沸騰したらすぐ出すとか色々言うが、今回はカレーに入ってしまうものだからちょっとぐらいエグみがあっても旨味になるはずだ。適当にやって1リットルぐらいだし汁を作れたらそのまま置いておく。
2.
豚のスペアリブはしっかりフライパンで焼いてメイラード反応をさせて旨味を閉じ込める。ここの香ばしさも旨味だからしっかりやるといいだろう。終わったら圧力鍋に入れておく。
3.
次に玉ねぎ3個をみじん切りにしてさっきスペアリブを焼いてたフライパンで炒める。ここに多少の塩をかけて後はしばらく放置しておく。玉ねぎの色を変えるのは時間がかかるから、ここに真面目に付き合うのは愚作だ。
4.
にんにく5片、しょうが1片、舞茸1パックをみじん切りにして香味野菜ペースト的なものを作ったら、色の透き通ったたまねぎに投入して弱火で加熱し、真・香味野菜ペーストを作る。
5.
圧力鍋に適当にカットしたじゃがいも4個と真・香味野菜ペーストを投入。そこにひたひたになるぐらいのだし汁を注ぐ。もうすでに美味そうだ。
6.
今回は魚介豚骨ラーメン特有の甘さも出すためにリンゴハチミツペーストとリンゴジュース200mlも入れてみる。
7.
ここまできたら後はほとんど完成だ。圧力鍋の蓋をして、20分間圧力をかける。
8.
開けて味見をしてみると極上のスープが出来上がっていた。ここにカレールーを入れて溶かす。今回は甘みを出したいからバーモントカレー甘口とトロピカルカレーだ。
9.
カレールーが溶けたら一煮立ちさせる。この時、ラーメンへのリスペクトのため、市販の魚介醤油ラーメンスープを入れる。コクが増したような気がした。
10.
実食してみる。
一口食べた瞬間、俺は日本人のDNAには逆らえないことを悟ってしまった。日本人はダシに弱い。
よく美味いラーメンのスープを"水のようにガブガブ飲める"と表現することがあるが、今回のはまさにそれだ。サラサラと喉を通ってゆく、爽やかな味わい。豚と香味野菜の旨味を出ている。美味い。図らずもカレーは飲み物であることが証明されてしまった。
スペアリブもホロホロになるまで煮込まれており、骨もニュルっと抜ける。肉肉しくて最高に美味い。
今回のカレーは大成功だったが、まだまだ至高のカレーはあるはずだ。
未熟者のカレー道はまだまだ続く。
レシピ(6-7人前)
豚スペアリブ 800g
じゃがいも 4個
舞茸 1パック
玉ねぎ 3個
しょうが 1片
にんにく 5片
ハチミツリンゴペースト 1袋
魚介醤油ラーメンスープ 1袋
100%リンゴジュース 200ml
かつおだしパック 2パック
だし昆布 2枚
好きなカレールー 好きなだけ
塩 適量
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