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半年の節目につきまして。

2018.11.21

今日は記念日である。
半年記念日。

クリスマス前に何の記念日?
って、そんな甘酸っぱいものではなく、(ある意味酸味はあるかもしれないけど)むしろ噛めばかむほど旨味のあるようなものかもしれない。

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2018.5.21

私は「まちづくり」「コミュニティづくり」という世界で仕事をするということに一歩、足を踏み入れた。否、今まで片足を入れていたところが、両足で飛び込んだという方が正しいかも。


“これまで、プライベートで東に西にいろいろな人や地域と関わる機会がありました。ただただ楽しくて、好きでやってきたことなのですが、それを今度はある意味「プロ」として、いきいき生きるきっかけを「生みだす側」として、携わっていけるということにとてもドキドキしています。”
“プロとして関わるってどういうこと?
コミュニティデザイナーになるってどういうこと?
そういったことも含め、ただ参加者だった時とはまた違う気づきがあるはず。まだ右も左も分からない状況ですが、多くのかたから学びながら「自分らしいコミュニティデザイナー」に成長していきたいです。たくさんの出会いや繋がりを通して、自分にも、まわりにも、また新しい繋がりを広げることができますように。”


スタートを切る前、そんなことを書き記していた。


今、鉄道沿線地域を中心にいろいろな分野で「人の繋がり」をつくることに携わっている。
地域の婦人会のおばあちゃんや昔から続くお店やさん、子供からお年寄りまで色々な人が出入りする地域の施設の人、地元を盛り上げようと活動をしている色々な人たち、行政の人たち、民間企業の人たち、教育機関の人たち。
社会人になって3年目、この半年間で関わり出会えた人の数と幅広さは、多分、27年間生きてきた中でダントツだと思う。

ある瞬間は町の関係人口について、女性活躍推進について、防災コミュニティについて、シニアについて、各地のまちづくりやスペース活用事例について、、、頭の中はとてもカラフルな日々を過ごしている。
初めて直面することばかりで、いつキャパオーバーになるんやろうかと不安と隣り合わせではあるけど、周りの人たちに支えられていて、ちゃんと両足で立ているなという感覚はあるかな。本当にありがとうございます。

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飛び込む前に想像していたよりも、はるかに、そう、はるかに、多くの人の繋がりと経験と知見とを得させてもらっていて、その分同じく、悩みと無知さと無力さとを実感している。
でも、それは、帰りの電車で窓の外を見ながら気がついたら涙が止まらなかった時の自分とは違う悩みで、無力さで、もどかしさである。
今の痛みは、身や命を斬られるようなものではなくて、いわゆる「成長痛」と自認できるものだと思う。

平日と休日のギャップを無くしたい、と思って、自分の生き方として仕事もかさなるような道に進み始めたけれど、ちゃんと自分のプライベートな「生活」は確保したいんだ、という気づきもあった。あと、やっぱりできれば残業はしたくない。(甘っちょろいと言われるかもしれないけど、年齢を重ねるごとに、悩むごとに、自分の頑固さ・欲張りさが強く顔を出している気がする。これも発見。)

憧れて外から見ているだけだった人たちと同じ場に立って、「つくり、生みだす」ことができること。それが本当に有難い。
地域に顔見知りの人が増えてきて、玄関を入ると「あらよく来たね」というような笑顔で迎え入れてくれるようになってきたことが嬉しい。
大切だ、と信じられることのために動き、直接、その先にいる人たちの様子や反応が返ってくることがドキドキワクワクする。
ちょっとではあるけど、人と話すことが「自分らしく」できるようになってきたことも嬉しい。

無表情、無言で過ごす1日は、この半年、限りなくゼロに近かったと思う。

たまに会う友人に、楽しそうにしているね、いろいろやっててすごいね、と言われることが増えてきて、何も私はすごくもないんやけど、「私も頑張ろうと思えるよ」「エネルギーもらってる」ということばを聞くと、何かしら自分にも、周りの大切な人たちのためにプラスのインパクトを起こせたのかな、という気がして、進みたい方向に進めているんかな、と思う。わからんけど。

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今の仕事を一言で表すと、「事務局」だと先輩は言っていた。

自分が名付けるとしたら何になるだろう。「企画屋」や「イベント屋」ではないし、「コミュニティデザイン」というイマドキのキラキラ片仮名ネームの一方で、やっていることは本当に地道で泥くさい(のは自分だけの可能性は大。)、アナログで、時間がかかる、でも顔の見える、あたたかみのある、そんなことだと感じている。

「なんでも屋さん」なのかなんなのか。仕事を表すことばは見つからないけど、今の自分のあり方(そう在れるといいなと思う)は、「やるときゃやる『地域ネコ』『地域の孫』」みたいな雰囲気のものだろうか。

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"たくさんの出会いや繋がりを通して、自分にも、まわりにも、また新しい繋がりを広げることができますように"

この半年は、既存の、先輩たちが培ってきた繋がりにのっかって、自分の繋がりを広げてきた。
今度は少しずつでも、自分ならではの引き出しをもって、自分にも、まわりにも、自分で新しい繋がりを生み出していけるようにしよう。

仕事で関わるエリアは限られているけど、そこに収まるのではなく、どんどんはみ出して行こう。

やりたいことがある、ということは有難いことだということを忘れないで過ごそう。

やりたいことに携わることができている環境に、感謝をして成長しよう。

いつになるかは知らないけど、
道ゆく学生に「なんかあの社会人楽しそう」って、
人生の後輩たちに「なんかあの先輩、生き生きしてるよね」って、
自分の子に「なんかお母さんって、わくわくしてるよね」って、
自分の孫に「なんかおばあちゃんって、かっこいいよね」って、
言われるような、そんな生き方をしていきたい。

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きっともっと他に言いたいことあったような気がするけど、それはまた然るべき時にことばに出てくるはず。

相変わらずまとまりのない文章やけど、節目の日に思うことを。


前職の商品CMと採用広告を、朝いちばん、駅の大型モニタで目にしたのもきっと何かこのタイミングに意味がある。


2018.11.21 
転職半年記念日・新しい私デビュー半年記念日。
感謝と振り返りと改めての決意を込めて。

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