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The end of their life. 073 リゲティ・ジェルジュ・シャーンドル

The end of their life.  073
 
リゲティ・ジェルジュ・シャーンドル(Ligeti György Sándor )
(1923年5月28日-2006年6月12日)
ハンガリー系オーストリア人の現代音楽作曲家。
ルーマニア王国 トゥルナヴェニ生まれ。
 
 
第二次世界大戦中は家族バラバラにナチス・ドイツの強制収容所に入れられ、父と弟が命を落とす。
 
終戦後にブタペストへ。コダーイ・ゾルターンやカドシャ・パール、ヴェレシュ・シャーンドル、ファルカシュ・フェレンツらのもとで音楽を学ぶ。
 
1956年にはハンガリー動乱でウィーンへ亡命し、1968年に市民権を取得。ウィーン音楽院で学んだ後は、西ドイツ・ケルンでカールハインツ・シュトックハウゼンらの現代音楽の手法に触れ、前衛的な手法を確立していく。
 
1968年に公開された映画、「2001年宇宙の旅」に『レクイエム』『ルクス・エテルナ《アヴァンチュール》』など4曲の音楽が使用され、『シャイニング』『アイズ・ワイド・シャット』にも楽曲が使用された。

「個人の心情吐露や美しいだけの旋律とは一線を画し、肉体のパルスや血流をそのまま音にする。聴き手に有無を言わさず、直接響く強さがある」と評される孤高の作曲家だ。
 
2006年6月12日、ウィーンで死去。83歳。

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