神田 やぶそば
8月某日、用事で東京に泊まりで行っていました。ホテルの場所はあまり馴染みのない所だったので、夕方の少し涼しくなった頃にぶらぶらと歩いていたら、とても雰囲気のあるお店を見つけました。
ちょうどおなかも空いていたので入ってみると、東京三大蕎麦のひとつ、やぶそばでした。
知らずに入ったけれど、とてもラッキー。
一人だったのでカウンター席にしました。自分の食事に集中できる特等席です。
席から右側を見ると勘定場があって、そのなかで二人の女性が客の注文を料理場へと伝えています。
その節回しが独特で、雰囲気がありました。小声で真似をしてみましたが、あの声音と雰囲気はでませんでした。
季節の天ぷらとざる1枚。
オランダでも乾麺のそばと麺つゆは買えます。ただ、アジアンショップで買える麺つゆはちょっと私の好みからはズレているので、自分の好きな味になるように自作していますが、それでもやっぱり素人の味。
買った乾麺を茹で、自作の麺つゆをつけて食べながら「美味しい蕎麦が食べたい…」とずっと思っていました。
蕎麦は つるん としたのどごしで、するするさっぱりと食べられます。一方、つゆは濃くてしっかりしたお味。とてもおいしい。オランダで作るときの参考にしてみよう。
てんぷらは衣が薄くて軽い。でも、ちゃんと野菜の香りを閉じ込められていて、噛むとふわっと野菜の香りが広がりました。
この入口が醸し出す老舗の雰囲気に少しだけ入るのをためらいましたが、入ってよかったです。
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