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成長してから英語脳を作るという事

私は、割と早い段階からずっと英語脳を手に入れたいと思っていました。そんな事は、また別の機会に書き記したいと思うけれど、今日は自分の脳みそをどうやって英語脳(英語を英語のまま理解し使いこなす事が出来る脳)に進化させていったのかを書いていきたいと思います。

成長しきってからの挑戦

私が、脳を改造させるべく取り組み始めたのは大学に入学してからでした。正直に言ってこれは凄く苦痛を伴う事で、何度辞めようと思ったか分かりません。

私は洋画や英語圏で作られたドラマを観たり洋楽を聴くのが非常に好きでした。そんな私でさえ、英語が嫌いになって目にしたくないし日本語しか聞きたくないという状態にまでなった事もあります。

ただ、断言できる事は毎日1日も休まずに実践すれば成人になっても必ず英語脳は手に入れられる!そう私は断言できます。

どれだけの苦痛だったか

どれだけ苦痛だったかと言うと、あまりに長時間英語に触れていたせいで、辞書を見ている時に思わず吐きそうになりトイレに駆け込んだり、頭が痛くなって眩暈がして倒れそうになった事もあります。

信じられないような本当の話ですが、物凄い片頭痛を繰り返したこともあります。だけど、不思議な事にその後から変に頭がスッキリして一晩寝た後から、少しずつ英語を英語で理解できるようになっていました。それまでは、全く出来なかった事なのに!英語専用の電気回路が通っていく感覚と言っていいかもしれません。

その苦痛には、ピークがあり再頂点に達した後から少しずつ緩まっていきます。段々と楽になってくるから、なにもずっと辛いわけではありませんでした。辛くなくなったころにはスッカリ英語を英語で理解できる脳に改造が完了しました!!

何故英語を聴きとる事が苦痛に感じてしまうのか

何故に音が苦痛なのか?それは、脳が成長しきっているからという事に他なりません。

これは、科学的に証明されている事実ですが、例えば音楽。子供のうちであれば、脳みそが柔軟だから少し音を聞く習慣を毎日続ければ自然と音感がつくようになってきます。しかし、大人になってから音感をつけようとすると音を聞く時間を倍に増やさないと同じ結果が表れません。

これが、英語でも同じことが起こってしまうんです。正しく話すようにするには、聴き取りの能力が必須。英語も”音”ですから。。そこで問題となるのは、そもそも音の波形が英語と日本語とでは大きく異なっているという事実。

普通の会話を波長で表してみる事にします。すると、英語の場合は1分間に入る単語数が日本語よりも圧倒的に多くなっているんです。それと同時に、日本語の音は非常に単純でフラットだがその逆で英語の音は非常に複雑でリズム感があって強弱も激しい。

長年、殆ど日本語だけを聞いていれば自然と慣れた音を聞きとれるようになり慣れない音は異質に感じる。これは、考えてみれば当たり前の事。違和感を感じてしまうんですね。

何故、英語だけで読もうとすると気分悪くなるのか

私は、英語脳を手に入れたくて当時の大学の先生に相談に行きました。その先生のアドバイスは意地でも英和辞典を使わずに、英英辞典を使い英語は英語だけで完結させるというものでした。その先生は、イギリスに留学経験がありかなり英語が流暢でネーティブスピーカーと問題なく会話できる素敵な方でした。だからこそ、私は彼女の方法を真似して実践してそうなってみたいと思いました。こうなったら、実験してみよう!!と思っていました。

だけど、英英辞典を使って意味を調べると、その意味が書いてある文章の中にまた意味の分からない単語が出てくることがあってなかなか一単語の意味調べが終わりません。結果的に、かなり長時間の時間を費やす事になります。それにそもそも、英語と日本語は語順が違います。日本語の文章に慣れきっていると、そこで違和感が出てきます。やはり、長年慣れ親しんできた方法と違った脳の使い方をするのが如何に大変かと実感できる作業です。

私は、中学校は公立に通ったから高校受験をしたし、大学受験もしたから英単語はかなり暗記していました。それでも、英英辞典だけ使って決して英和や和英を使わないというのは、かなりの苦境だった事を覚えています。思わずもどしそうになったのも、多読をしていた時。

私は、英語の音は音楽などでリズム感や独特のアクセントに慣れ親しんでいたから、じっくりと意味を理解しながら聴くトレーニングはそんなにも苦労しなかったと思います。どちらかといえば、この英英辞典しか使わない修行の方が倍きつくて気がおかしくなりそうでした 笑

ただ、これもある一定の時を過ぎたら頭がスッキリしてきて、研究室で英語で書かれている論文を読んでいる時には、誰よりも早く読み終わっていてサボっているんじゃないかと勘繰られてしまった事もあるくらいです。

だから、成人してから英語を英語で読み理解する事が出来るようにするのも可能です。ただ、どれだけ長時間努力したかに尽きます。

成長した脳を英語脳にする方法論

これは、簡単です!ともかく、長時間英語に触れる事!

これだけ!!

聴き取りに関して言えば、最低3時間は英語を聴き流すのではなく”じっくり”聴く時間を設ける事です。この数字は、研究結果によって証明されています。ただこれは、あくまでも最低ラインで音感があまりない人はもっと長時間じっくりと聴かないといけません。ただ、楽しくないと人なんて継続できないので、一緒に好きな歌を歌う、台詞を一つも聞き漏らさないように注意しながら洋画やドラマを観るなどの工夫をします。

そして、空いた時間はBGMでも良いので音のシャワーを浴びさせる必要があります。通勤、通学時や単純作業をしている時は全て英語の音を聞くようにする。ある程度、英語特有の音の波長に慣れるまではずっとこれを続けます。これもさっき言ったように好きな物を見つけた方が継続しやすいです。

演説やニュース、ラジオなどの音源を聞いて後から続けて言ってみるシャドーイング、書き込んでいくディクテーションもたまに盛り込んで精度を上げていきます。最初はできなくて苦痛に思っても、ただただ出来るまで続けていくと段々と精度がアップしていきます。何事も練習なんです!

英語を英語のまま読むのも、出来るだけ沢山読み込む工夫をする。これだけに尽きます。英英辞典の修行も、もしかしたら自然と英語を沢山見るから良かったというだけなのかな?という気もしています 笑

近道はない、ただ長時間英語に触れろ!

こうすれば、英語が上達する!そういう方法論は世の中に沢山溢れています。ただ、”成長してから英語脳が欲しい!”そこまでのレベルを求めているなら、絶対に楽な近道などありません。どれだけ、真剣に長く英語と向き合ったか本当にそれだけと思います。

だから、英語脳を手に入れて英語を母国語と同レベルに使いこなしたいと思ったら、

今すぐにでも空き時間を見つけて英語に触れる時間を捻出しなさい!!

それだけしか言えません。

それに、若ければ若い程時短に繋がるので迷っている暇はない。

時は待ってくれない。始めるのは、今! 

伝えたいのは、それだけです。

正直、苦労するでしょう。でも、その先には無限の可能性が広がります。何故なら、英語で書かれている書物や情報は日本語だけよりも圧倒的に多い。今まで知らなかった情報に、圧倒的に早くアクセスできる能力を手にする事が出来るということには大きな意味があります。

それだけではなく、字幕や訳がない状態で数々の映画や音楽を楽しめるようになる。それだけで、人生が豊かになると自信を持って言えます。

辛い目をしても、英語脳を手に入れるとそれなりにリターンが多いです。沢山の人が是非、英語に真剣に挑戦して欲しいとも思っています!!

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