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受け身よりも自発的さを伝える

英語で会話したり、英文でメールを書いたりする時に暗黙なルールとして沢山の人が認識している事があります。

それは、簡単に言えば

受け身よりも自発的さを伝える

という事。

文法的に言えば、受動態は極力使わず能動体を使用してコミュニケーションを取るという事。

これは、ネーティブスピーカーに聞いたところによると受動態だとネガティブで暗い印象を与えるからという事。

能動体であれば、前向きで明るい雰囲気になり周りが良い雰囲気になるという事でした。

そして、自発的に動くアピールにもなり自分にも周りにも良い影響だよねという話でした。

なるほど、同じ意味でも文法の選択を変える事で印象が変わるんだな!と分かって以降は私自身も能動体を使う事を意識し余程の事でないと受動態は使うのをやめようと決めました。

日本では、能動体から受動態に変化させる練習をしてきた人は多いと思います。その逆もそう。

自分から行っていない事は受動態と単純に決めて良いのか?

と考えてみるのは良いと思います。これは思考の見直しにもいい。

例えば、とても悪い目にあった場合はネガティブさを表すのが良いでしょう。

「私は財布を盗まれました。」とかそういう文は

My wallet was stolen. 

で良いかと思います。

私の財布がなくなってしまったのは悪い事で良い要素ないし、、

ただ、
「この新しいルールが今年の4月から制定されます。」

はどうでしょうか?

受動態はある意味日本語的です。

そのまま訳せば

This new rule will be set from this April. 

となる。

文法的には、何も間違っていないから完璧な文章に思ってしまう人もいますが、これは主体性に欠けていてネガティブな印象になるんですよ!

今年4月から新しいルールを制定して、自分達自ら新しい方法を試してみるんだ!とか、新しい風が吹いたら良いな!みたいな明るい雰囲気を足した方が気分が良いと考えます。

ここまで考慮すると、

We will set this new rule from this April.

がいいんです。

“私達”という自発性を足して、みんなでそのルールを4月から始めようね!というニュアンスを加えるんです。

受動態だと非常に冷たい感じになるけれど、Weを加えただけでかなり自発的な明るい温かみがある表現になるというニュアンスを感じる。

日本語的には受動態でも本当にそれは、受け身な事なのか立ち止まり思考を少しチェックしてみてください。

能動的な方が良い場面も多いのではないでしょうか?


英語は常に

受け身よりも自発的さを伝える

のが好まれる言語。

そこから学べる事は多いんです!



英語上達のヒントいろいろ

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