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“2ショット”から分かること

皆さん、写真撮影は好きですか。

shot とかbokeh とか、写真に対する用語は日本でも馴染みがある語が英語でも通じる場合が多いです。

ただ、このサムネみたいにこの写真はトトロとの2ショットと日本語のように、

This picture is about 2shot with Totoro.

なんて言ってしまうと全く通じないんですよ。

2ショットって和製英語です!

(まあ冷静に考えたら2 shotsじゃないと変ということもありますけどね。。)

無理やりに変換すれば、

This is a picture of me and Totoro.

となるかなあと、、

ただなんとも、英語だと不自然なんですよ。
なぜかといえばSNSでこの写真を見せたい私の気持ちは、

トトロと2ショット撮ったことが嬉しいから、

見て見て!私トトロ見つけて2ショット撮ったよ!

という気持ちが隠れているわけですから。。

それに、“この写真”の説明する必要ないでしょう…。私はそう思います。

そう考えれば、私が写真を撮ったとの主語と事実が必要なんです。伝えたい時の気持ちを汲めばそうなります。

だから、話し言葉にすると

I’m so happy because I took a lovely picture with Totoro!!!!

とするとめちゃくちゃ明確に伝わるんです。

どう思いますか?

英単語があってそのまま、それを英語として無意識で使ってしまうと、日本語は主語と目的そして気持ちがあまりはっきりしていない言語なのであまり説明がありません。ここが非常に英語とずれてしまうんです。
よく言われるハイコンテクスト言語の特性と英語との違いってやつです…。

その部分のズレに気づかなければ和製英語でも違和感なく使ってしまいやすい。

2ショットという単語を使ってしまうというのもただの一つの例なんです。

英語は非常に言語としての決まりが明確で、何を伝えたいかどんな気持ちをのせたいかが分かりやすいケースが日本語より多いです。

言葉の法則を重視しているんですね。

だからそもそも文法的に違ってる2ショットなんて聞くとネーティブスピーカーはめちゃくちゃ違和感あるし、作品説明の展示品でもないのに、会話なんかで

This is a picture of me and Totoro.

なんて言ったら、

“は!?あんた何が言いたいの??
見ればわかるのに、どーいう事???”

と思われてしまう場合の方が多い。

2ショットの例でも分かるように、間違って使いやすい表現をみると分かることは多いし、どれだけ日本語が難しく異質な伝えるのに難しいコミュニケーションをしているのかが分かるでしょう。

さあ、あなたは好きなゆるキャラとかと写真を撮れた時に、自分で撮ったんですか?何を感じどうして見せたいと思ったのですか?

ここまで瞬時に判断して口から出すことができれば、ネーティブスピーカーの思考と言えるんですよ。

たかが写真ですが、それを誰かに見せたい時にどんな思いでなんて言いたいのか考えてみて下さい。

良い思考の練習にもなるし、英会話にも非常に役立ちます。

考え方、いろいろ!

英語表現について!

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