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『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』

私、ギレルモ・デル・トロ監督の『パンズ・ラビリンス』好きなんですよね。それで、注目して彼の作品を色々と見始めるようになりました。『クリムゾン・ピーク』とかも全体的に好みな雰囲気です。

独特な色使いによる映像表現と、作品に込められた隠喩などが散りばめられている。そして、これは完全に彼の好みによるものですが、作品に必ず印象的なクリーチャーが登場する。

とても、個性がある仕上がりが良いところ。

結構グロい表現もあるので、それが苦手だなぁと感じる人もいると思いますが、そういうのが抵抗ない人は是非彼の作品を鑑賞してみて下さい。

そして、今回の『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』は、Netflixの注目作として配信され始めました。8つの独立したお話が集められているので気楽にお試しも出来る。これが、サブスクサービスの良いところ。
この話あわないなぁと思えば辞めて、他の話に移る事も可能なのは良い事ですね。

私は8つとも全部鑑賞しましたが、どれも雰囲気が変わってて飽きない工夫がしてあるなと思いました。そして、グロ度強めでホラー要素もあります。

ただ、今までのデル・トロっぽいかといえばちょっと違うかな…。彼が脚本に関わったのは2作のみ(1話目の『Lot36』と、8話目の『The Murmuring』)というのも明らかに影響している。だから、雰囲気がランダムに変わります。
面白いなぁと見るか、ちょっと思ったのと違うと見るかで評価は変わるかなと…。

まあどうしても好みはありますよね。私は1話目『Lot36』で目が離せなくなり、そのまま見続け2話目の『Graveyard Rats』でめちゃくちゃハマりましたね。そして3話目の『The Autopsy』の解剖シーンはまあまあ私はグロ耐性があるし、良く見た内容だなって感じであんまハマりませんでした。そこで、4話目の『The Outside』。人の怖さとキモさって感じで最高でMAXな気分に…。

そこからは、そんなパンチがないかなって感じたし、良く観るような話もあって退屈に思った時間もありました。まあここはただの好みですけどね。

けど、好みじゃないのもあったのにも関わらずなんやかんや気になって8話とも全部観れたので上手に制作されてるなぁというのが全体の感想です。

“えっ!?これどうなんの!?”みたいなポイントがあちこちに仕込まれていて凄い上手でさすが!

デル・トロ監督が脚本書いたのは最初と最後の話のみとはいえ、上手に監修しているので見る価値はあると思います。

ゾッとするホラーやグロさに耐性がある人は、デル・トロ節が効いたいろんな雰囲気を味わえるしおすすめできます!!

いろいろまとめてます!
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