人の名前にa, the をつける話
皆さん、a や the にはどんなイメージをもっていますか?
一般的には、a は“1つ”と数えられるものにつけるもので、the は“その”という意味を持つものにつけるものです。
特にthe は、もう既に会話や文章中で出てきた名詞につけるものと習った人もいると思います。
日本人はこの冠詞を使うのがすごく苦手な人が多いです。日本語にその観念がないので当然ともいえますね。
一般的に考えれば、人の名前にa やthe をつける事は考えにくいかもしれません。
しかし、ネーティブスピーカーは名前の前に a やthe をつける事があるんです。
例えば、a Mike とか、the Mike といったように…
そして a はアではなくて、エイ といった感じに読む人もいるんです。
こういうと、一生懸命記憶したはずの冠詞の法則が打ちのめされる気分になりませんか。。。
名前につけるa (エイと読む)やthe は、その人を強調するためにつけているんです。
難しい事を考えずとも音で聞くとかなり特殊な感じがします。
A Mike (エイ マイク)
The Mike (ザ マイク)
なんてMike がめちゃくちゃ目立ちませんか?
その目立たせる事が目的なんです!
この場合の、A とThe は強調目的なので、1つのとかそのという意味は当てはまっていません。よく言われる、文脈で最初に出てきた場合につける冠詞はa で2回目はthe の法則以外に使われる事もあるという一つの例です。
英語では、“誰が”何をするとか、“(一つの)対象”がどうしているのか。というのを重要に捉えている。言い換えれば“主語”がとても大事なんです。だから、日本語のように省く事はない。そのため、特別に目立たせる努力もひょっとしたら必要になったのかな?という気もします。
名前につけるa やthe は特に、強調の意味合いが強いと認識できるんです。
A Mike (エイ マイク)
The Mike (ザ マイク)
は強調の目印なんです。
この場合、Mikeは珍しくない名前だから他に沢山いるという前提がありそうです。一般的なMikeではない“ここにいる”マイクなんだよ。“ここで話す”マイクなんだよ。というのが強調されているのが a となります。
あえて訳すとすると、“あるマイク”や“これから話すマイク” となります。
もう一方で、不特定多数いるMikeの中でも“特別にこのマイクだよ” という意味を持たせるのがThe Mike なんです。
これも無理やりニュアンス込めて訳すと、“あのマイク!”や“あの特別なマイク”となります。
人の名前にa, the をつけるのは、名前の強調としての印としてですよという話でした。
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他にも英単語についての記事ありますよー
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