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英英辞典の真似ごと

英語を使えるようになるには、覚えた知識を自らの頭だけでアウトプットする練習が必ず必要です。それが、慣れに繋がり英語を使う脳が鍛わるのです。

英語を使う練習は、気軽に意気込むことなく出来れば出来るほど続きやすいのではないでしょうか。

そのひとつの方法として、英英辞典の真似ごとを1人でやってみるのもなかなか頭の体操になるはずです。

英英辞典を見たことがある人は、知っているはずですが英英辞典は単語の意味が細かく英語で説明されているものです。

英和辞典を見ている人は、やはり訳としての意味を見たあと覚えるというふうになりがち。

例えば、summer という単語をみて「夏」と確認し、覚える。そんな感じ。そうして覚えることがなければそれで終わってしまう。

この場合、

単語をみる

意味を確認

覚える

で完結してしまい、覚えるか覚えないかが鍵になる。

けれど、この繰り返しばかりしていると単語を忘れたら思いつかない。それで、言葉に詰まる。結果、使えないとなってしまう。

これでは、ただの暗記作業で使える言語とは程遠くなってしまう。しかも、作業感が強く面白みはない。

本来なら、何個か単語の意味を忘れようが話を続けられないとおかしい。

そもそも覚えている語が少なすぎれば、そこまでのレベルではないので論外だが、ある程度覚えたら、自分でまるで英英辞典のように単語の意味を自分で言えなければ良くない傾向だ。

なので、英語を使えるようにするためのトレーニングとして、自分の頭だけで英英辞典のようなことをしてみるのはとても意味がある。

現に、英語圏の英語教授法ではこの方法を使っている教師は多いから、日本の人も自分の脳みそさえあれば良いのでやってみる価値はあるはずだ。

さっきあげた、summer 「夏」を日本語で説明すると、

“日本には4つに分かれた四季がある。その中の春の次をいう。気温は暑い時期として知られている。”

みたいに説明できる。

このようなことを英語でやってみるのは大変練習になるし、どの程度の語彙力があるか自分で確認できる効果もあり非常に良い。同時に、英語を使う頭が育っているかの確認さえできて一石二鳥だ。

何も、言葉が出てこなくてもすぐに日本語の意味を調べないことに大きな意味がある。すぐに調べてばかりいると、自分で記録を探り当てる回路が育たない。使わなければ、その脳の部位が萎縮するという意味で好ましくないのだ。

すぐに意味を調べてしまうよりは、画用紙などに言いたいことのイメージを描いてみるとかしてみた方がかなりマシだ。もし、画用紙がなければ頭に思い描いても構わない。

このように、覚えた知識の確認と同時に、自分の頭から記憶を出す練習ができる良い方法のひとつに英英辞典の真似ごとがある。

空いた時間に気軽に試してみるのを、おすすめしたい。

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