人とAI

人には思考と感情があります。
思考レベルでAIをみていると，単なる道具にしかみえてきません。
しかし，いつも一緒にいると，人は，たとえ相手が人でなくとも，情がうつるものです。
ペットはその最たるものですが，愛用品のようなモノであっても愛着という感情がうまれます。
情が生まれると，AIはすでにモノではなく，自分の分身になっていきます。
このレベルでAIと向き合い，互いに高め合う存在になっていくことが，「新時代」における教育のテーマではないでしょうか。

人は，自分以外のものと関係を結び，そこにカスタマイズが生まれます。
カスタマイズは，「その人から」，「その人へ」という２つの方向があります。
AIとの関係でいえば，自分にふさわしいAIが生まれていくのと同時に，AIによって自分もカスタマイズされていくことでしょう。ー友人関係と同様です。

そのうち，カスタマイズされたAI同士が，相互に同期しあうようになるでしょう。
同期し合ったAIから人はカスタマイズされていくと，人は平準化されてしまいますので，その人らしさとは何かが大きな社会問題になってくるかもしれません。

最後に残るのは，外界から守り抜いた「ゴースト」だけなのかも。
・まるで「攻殻機動隊」の世界です。