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大人の修学旅行、デトロイト③

最終日のデトロイトとそのまとめ。
こんなにも早く記録を書いたのは初めて!
アメリカの博物館とも言われるほどのデトロイトで感じたことを早く書いておきたいからです。


ホテルチェックアウト

朝一、ホテルチェックアウトをします。ちなみに我々、アメリカにいる間にとにかく色々な州を見ておきたくて旅行に行きたいので節約できるところは節約です。ホテルは今回笑えるクオリティでした。
なんか工事中で仮設っぽかったのですが、ドライヤーがない!フロントにドライヤーはありますか?と聞いたら、「部屋にないならないね~」とのこと。絶対前の客が盗んだんだ!!!と鼻息荒くまくしたてる私でしたが。
なんか口コミを見たら、お風呂に取り付けられているタイプのドライヤーじゃないですかwwってことは我々の部屋は運悪く取付忘れちゃったんでしょうね。
あとシングルですかい?っていうベッドでした。我々は二人とも日本でもコンパクトな方なので余裕でしたが、アメリカ人あのベッドに2人寝るんでしょうか。謎が深いですw でも朝食もついていたのでコーヒーを買う手間も省けたし、安かったし、ダウンタウンにあったし、問題はありませんでした。旅の思い出。

デトロイトの街、さよならの時

チェックアウトをして、近くにあるリバーサイドウォークにもう1度行ってみます。1日目は寒かったので。

相変わらず人はいなかったけど、いいところでした。
ランニングしている人もいました。

一番高いビルがGMビルディング。1日目に行ってみたビルで領事館が入っています。

GMビルディングの中はモーターショーが行われているので、行ってみました。車好きにはたまらない場所だと思います。色々なゼネラル車の最新モデルが置いてあります。

全国の車好きのみなさんに謝りたいのですが、我々夫婦は車を20年運転していません。><
(免許は持っている、夫に至ってはアメリカの免許も一応持っている)

最近でこそ少し詳しくなりましたが、5年くらい前まで知っている車はベンツとポルシェだけでした。ベンツを知らない人はいないと思うし、小さい時になぜかかっこいいポルシェのおもちゃが家にあったからです。それくらい興味のないものには興味がもてないタイプです。

こういう昔の車も見れます。

ビル自体はとてもきれいですが、人がやっぱりいません。マリオットホテルと隣接していますが、ゲストらしき人はあまりいませんでした。
大丈夫か…。維持費の元取れているか…。営業会社で鍛えられた私の損得スイッチが思わず入ってしまいました。

お土産ショップもあったけれど、やっぱり誰もいないしあんまり買う気も起きない><

1時間くらいGMビルディングをぶらぶらして、最後の場所に向かうことにしました。最後の目的地は「フォード博物館」。
市内を出て郊外にあります。バスで40分くらい。乗り放題なので、バスで向かいます。

バスから見る景色

一応デトロイトのデンジャラスゾーンをきちんと調べていくようにしました。やはり何度見ても観光地やダウンタウンにはもうそんなに言われている地域はないようだったので、安心して街歩きをしましたがバスに乗ってデトロイトのデンジャラスは少々感じましたので、記載します。
(バスは本当に安全です。まずスタッフさんが徹底して変な人が乗らないようにチェックしてくれています。)
ミシガンアベニューをずっと走っていくのですが、ダウンタウンを抜けると一気にゴーストタウン化した街並みが広がっていました。「人がいない」とか笑えるような状況ではなく、本当に人がいない。
立派な家も今は空洞になっていることもあるようです。焦げ跡がある家もありました。あとリアルだったのは風俗店らしきものも廃墟化されていたこと。かつて栄えていたころはそういったお店やカジノも多かったんでしょう。ずっと外を見ていました。まぁ私が見たゴーストタウンはデンジャラスゾーンに入ってもいない地域かつ、普通に人が生活しているところなので大したことはないと思いますが、気になる人がいたらYouTubeで「デトロイト」と検索したら、本気のゾーンに行った人たちの動画が見れますぜ。エミネム、ここで育ったんだなぁ。
(私が見たのは別にゴーストタウンじゃないですね。ただ閉店したお店がたくさんある通りって感じですかね)

さて、この地域を抜けるとディアボーンと言ってまるでさっきの光景は嘘みたいな白金台のような雰囲気の街が出てきます。おしゃれなレストランやスパなんかがあって、お金持ちエリアって感じです。

ここを20分くらい歩くとフォード博物館の登場です!

ヘンリーフォード博物館へ

チケットは1人30ドルとお高め。それに工場ツアーを付けたり、オプションが課されていきます。私達は時間もなかったので30ドルの博物館のみとしました。ちなみに当たり前のように「駐車場は1台かな?」と言われるので車でない場合は「ノー」と言いましょう。ヘンリーフォード博物館に車以外でくるという言葉がここの方たちにはないようです。

コインロッカーはありません。荷物が置きたければここに置いてけ的なハンガーはあって「なくなっても知りません」と書いてあります。信用できないので荷物を持って移動します。
これはケネディが暗殺された時に乗っていた車。
実は来月ダラスに行きます。
これは世紀の大発明、蒸気機関車。
かっこいいです
アメリカといえば、あの黄色いスクールバスですよね。
フォード社が作ったものでした。これは第一号。
ホンダ、セダンの登場です。
バイクもアメリカ人にとって画期的なものだったようです。
プリウス(低燃費?)
ボルックスワーゲン?

お昼ご飯は博物館の中にあるダイナーで食べることに。
11ドルでランチスペシャルと書いてあったので、いつも2つ頼んで食べきれずだし2人でシェアでいいよね~なんて話していたらまるで日本のコンビニのようなツナサンドイッチがポツンと出てきて2人で笑う。そりゃ11ドルだわ。でも日本人にはちょうどいい味とサイズでした。

雰囲気はよかったですよ!

車以外にも飛行機も展示されています。

ライト兄弟の飛行機。
これで空飛んだのか。怖すぎるよ・・・。

made in アメリカの家具や南北戦争、リンカーンの奴隷解放宣言などの展示もあります。恐らく1日使わないと見終わらない規模です。本来であれば日曜日にここに来るのがよかったのですが、市内の施設はほとんど月曜日定休日だったのでうまく組めませんでした><
15時頃、この博物館を出てバス停まで歩きます。

空港へ、そしてまとめ

バスで揺られること40分くらい。空港に着きました。ターミナルは1つ1つ離れているため間違えないように!
チェックイン、荷物検査を終えて1杯飲みました。

17:26の飛行機発、JFK空港に戻ります。

デトロイト、見るところ少ないかなーと思っていたら意外にも多く時間が足りないくらいでした。全く行けなかったイースタンマーケット、廃墟をアート化したハイデルバーグプロジェクト。調べれば色々出てきます。

なんだか完全にノリで行ったデトロイト。でも行けてとてもよかったなぁと思いました。いいリフレッシュになりました!とかそんな場所では残念ながらないような気もするのですが、いい勉強になりました!という感じです。若い頃にニューヨークに行くと人生が変わる?なんて言いますが、デトロイトこそたくさん考えさせられると思います。

自動車で一気に栄えた街。一気に栄えたからでしょうか、時代的なものもあるのでしょうか。栄えた裏には問題が多くあったこと。そして日本の自動車によって一気に衰退していったこと。2013年に破綻し、デトロイト=危険という位置づけになってしまったこと。それから10年経ち、必死で這い上がろうとしていること。力強い街でした。
10年後、20年後のデトロイトを見てみたいです。きっと素敵な街になっているはず。

まぁでもここまで偉そうに書いて、やっぱり私はきれいな所にしか行っていないのでなんとも言えないですね。あと2013年なんかは行けたもんじゃなかっただろうし、駐在員として行けるのは(会社から守られた身分で行くのに危険なところに行くわけにはいかないので)やっぱりここ最近なんだと思います。デトロイトに行った方がいたら、感想教えてください。もし10年前に行った人や住んでいた人がいたら、素敵な街になりつつありましたよってレポートしたいです。

そして5年後くらいに行った人がいたら、それも様子を教えてください。

余談

恥を忍んで書きますが。私、ここ最近に至るまで「南北戦争」の本当の原因を知らなかったんですよね。
私「え!?北部が奴隷をなくしたかったの?!」
どこかの博物館でだいぶ英文が読めるようになって、思わず声をあげてしまった事件です。
リンカーン、南北戦争、奴隷解放宣言、人民の人民による人民のため~、テストにここでます、で覚えた知識。
学生時代にもちろんここまで深く勉強する時間はなかったから、詰込み教育でも仕方ないけれど、本当の理由みたいなのちゃんと勉強したかったなぁ。

でも逆にいうと、表面的なことだけでも詰め込んでくれていたから今こうやって興味が持てるという一面もあるんだろうなと思います。

てゆか、夫はちゃんと理由知っていたっぽいし、私の問題なのか!?

勉強は本当に苦手なのですが、博物館の英文が読める程度にはこの1年勉強して旅行が楽しくなったのでガンバッタご褒美にバッグ買いました。

次はそのお話。




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