東京レストラン10店から恋文を。 #来世彼氏に生まれたら
拝啓、食いしん坊な貴女へ。
「とりあえず何頼む?」と訪ねたら、日本酒ページを見る貴女。
でも結局生ビールを頼む。あれば瓶派だよね。
「好きなお肉は?」と問われたら、馬肉と答える貴女。
でも結局、チキン南蛮を指差す。タルタルだよね。
「まだ食べれる?」と確認したら、お腹いっぱいだねと返す。
でも結局、メニューをぱらりと開いているね。そいういうところが好きだよ。
「なにか甘いものでも」と誘ってみたら、二つ返事だった。
でも結局、開いてるお店は喫茶店。だから、コーヒーフロートを2つ。カラカラと氷で遊ぶ音が、暖房がききすぎた店内に、一番星みたいにキラキラ響いて夢からさめる。
こんな風に妄想にふける・広がる・掻き立てられる、【2017年訪問してキュンとしたレストラン10店〜東京編〜】を書き残しておきたいと思います。
1)eatrip(明治神宮前)
フードディレクターの野村友里さん率いる「イートリップ」は季節を変えて何度も訪れたい名店。来世男に生まれたら、彼女との初誕生日はここでお祝いしたいです。
この一皿を前からはじまるコースは秀逸だと思う。ちょっと緊張気味に乾杯を済ませて、この堂々たる野菜たちが運ばれてくる。ああ、のびのびと自分が食べたいように食べればいんんだと、野菜たちに存在の全肯定をされるんだもの。
松茸と、魚に潜んだイクラ。これは舌の上でラブシネマを観ているような一皿だった。
誰にだって特別な日があることを思い出させるレストラン。平均予算6000円〜(予約必須)
2)kiki(明治神宮前)
フルーツを使ったフレンチのお店。来世男に生まれたら、「美味しいもの食べたいけど、最近食欲ないんだよね」っていう好きな子を連れていって、とびきり笑顔にしてあげるー!
アミューズの提供の演出が美しい。乙女の心を鷲づかみにするための箱、そして前菜。フルーツをつかっていることがとにかくスゴイ!と思われるが、何も知らずに食べたっておいしい。そういうものが好き。(舌にとってのノイズになる知識は要らないな。)
忘れられないのが「いちじくのカツレツ」。セクシーすぎて、ぼかしたよね。初めて女の子の黒いレースのキャミソールを見てしまったみたいな気持ちになった。つまり食べながらめっちゃモジモジしてた。青春。
ここの「タクシードライバー」というギリギリ合法な日本酒がすごく美味しいのでおすすめ。リンクは 喜久盛酒造さんのサイトです。
平均予算7000円〜(予約必須:4名なら円卓がおすすめ)
3)Path(代々木上原)
モーニング、ダッチパンケーキ、ディナーを制覇したので、こんなツイートしました。
食いしん坊大爆発で100いいねを超えました(たぶん初めて)
来世男に生まれたら、朝も昼も夜も君といるための言い訳をPATHで生み出すんだ。
こちらの記事でオーナーの原太一さんのインタビューがあって、改めてわたし、カフェが大好きと思ったのよ。
▷朝からのんびり贅沢な時間を過ごせる男の秘密基地で。「PATH」のパンケーキには、素材の贅が尽くされていた。
平均予算 朝:1500円 昼:2000円 夜:7000円〜(予約必須)
4)茶茶 Ryu-rey(表参道)
カウンターでカジュアルに和食といえばここ。敷居は高くないのに、キチンとしてて好き。来世男に生まれたら、仕事で行き詰ってしまった君を連れ出してみたい。
・日本酒はもちろん、すだちハイボールが最高
・土鍋ごはんが美味。時間がかかるので最初に頼んでおこう。
・おばんざいのお店。魚もお肉もお野菜も全方位対応。
・ほどよい距離感保てる二人がけ、つまりカップルシートがgood
5)also Soup Stock Tokyo(自由が丘)
来世男に生まれたら、繋いただ手の冷たさを恥ずかしそうにする君をお連れしたいお店。
休日のスープストックトーキョー”をテーマとした「also Soup Stock Tokyo」を、東京・自由が丘にオープンします。「自由が丘」という街に佇む、自由が丘にしかないSoup Stock Tokyo。ー公式サイトより
一緒にいったTakanana.ちゃんがこんな素敵な日記を書いてくれていたので、私はここでおいとましようと思う。
↑例のブイヤベースを前に食いしん坊まるだしなわたし。同じくたかななショット。ブイヤゆげでツヤツヤです。
平均予算 昼:1500円 夜:4000円
6)branch(祐天寺)
来世男に生まれたら、眉間にしわ寄せてる君の手を引いて、平日の東京を闊歩する。東横線から飛び出して、やなこと全部放り投げて、つかの間のスキップをしよう。
子羊のほろほろっとした煮込みwithパン。店内には麦わら帽子や、アンティークな鞄、ライフスタイル雑貨なんかも。きっとここは物語の第三章くらいにでてくるお店。主人公が、ことばの通じない世界ではじめて食べものにありつくなら、きっとこんなお店であってほしい。
↓スープセットを注文したもえちゃん。かわいいオブザイヤー。バターナッツかぼちゃのスープはまったり、もったり。日曜日の二度寝みたいなまどろみでした。セットのパンはたっぷりチーズで、これでもかと甘やかしてきます。
ほわ〜〜〜。
平均予算 昼:1500円
7)RojiuraCurry SAMURAI(下北沢)
札幌からやってきた野菜の旨みがオーバードライブしがちなスープカレー。札幌育ちの人も「東京で食べられるけど、札幌のおすすめ聞かれたらSAMURAIだねぇ」と太鼓判を押してくれた。
私がおすすめしたいメニューは「侍・まつり」(1350円)だ。トッピングが3種つけられるカスタマイザーにはたまらないはからい。
個人的におすすめトッピングは、サクサクブロッコリ/チキンハーフ(orザンギ)/ホールトマト(orきくらげ)です!ここのブロッコリーは本当に麻薬的においしい。説明不能な中毒性があって、「下北沢」という単語を聞くだけで禁断症状が出るから本当にみなさん気をつけてほしい。
麻薬ブロッコリーにとりつかれてフワフワしだした人↑きっともう幻覚が見え始めている頃。わたしのブロッコリーと楽しそうにお話されているご様子。それ私ちゃうでブロッコリーやで!!
率直な感想、夏フェスやキャンプ好きなアウトドア女子と、健全なフラグをたてるためのカレーだと思う。スパイスは一年前の夏を思い出させるトリガー。
「あ、まだそのフェス一緒に行く人いなくて」「あっわたしもです」「基本ぼっちでも参加するタイプなんすけど、やっぱ誰かいるといいですよねー」「わかります。フェス飯って色々食べたいけど、量多くって」「わかるw」「あ、えーと」(続きは現地で聞いてください)
8)松本(恵比寿)
恵比寿といえばデート系焼肉の聖地だと思います。「Kintan」「うしごろ」「チャンピオン」...わたしはどれも好きですよ。うしごろ3店舗のうち、駅前は日本酒飲み比べセットなんて粋なものがある。でもよ、でもよ、やっぱりいきなり焼肉ってちょっと強気だと思う。(そんな強引さも好きですが)
そんな来世の店選びも石橋叩きまくりな私は、恵比寿の焼き鳥「松本」を推して参りたい。
接待でも使える恵比寿の焼き鳥屋さん。会社の人に教えてもらいました。接待でも、男同士でも、気軽なデート一軒目にぜひ。なかでも「むね皮焼き」は最高にイケメンでした。御覧ください。(キャーーーーー)
夏に訪問したのですが、とうもろこしが三つ編みを...!鋼の錬金術のエ●ワード・エルリックを思い出したのは私だけではないはず。なんてオチャメなんだ。
食べログ▷https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13095688/
9)ソナム(恵比寿)
来世男に生まれたら、一緒には行かないお店。「女の子同士で行っておいでよ、おすすめの韓国料理があるんだ」ってLINEしちゃうね。
お店の名物は元祖カムジャタンとか、サムギョプサルとか色々あるんだけど、わたしは俄然「チーズタッカンマリ」と麺類を推奨します。これがあれば、もう何もいらない。ソナムの掟。シロクロつけず、いっそ真っ赤に染め上げる。
予約するならお座敷を。掘りごたつではないのですが、なんとなく誰かの「お家感」が増すんだよね。
平均予算 昼1000円 夜3000〜4000円
10)和 BISTRO gg(中目黒)
おうちごはん編集部の方に教えてもらったお店。"じじ"と呼びます。
必ず食べたいのが、大人のポテサラ(いかの塩辛のっけ)、ルクルーゼの燻製(肉系を推奨)、南部鉄鍋のごはん(トリュフのリゾットが耽美)の3つ。
そして!!!明太子のアヒーーーーーージョッッッッ!!!!
このあと一週間くらい一日一階「ぎょらん...」ってつぶやく日々が続いた。明太子アヒージョ症候群である。
・・・
君とデートする夜を夢見てる。
来世もどうか人間にうまれたい。
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