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20200715 雨の日のキャンプとポーズをとらないヨガレッスン

急なお誘いがあり、おたまと一緒にデイキャンプに行くことになった。通院以外はもうずっと住んでいる街から出ていない。曇りだけど、たぶん雨が降るけどいいか、と考えるより先に行く!と返事をしていた。


当たり前のようにキャンプ場は貸し切り。ここ最近ではめずらしく、ひんやりした空気。誰もいない公園。ぬかるんだ芝生。大きな水たまり。新しい世界が広がっていておたまはずーーっと大はしゃぎだった。そうだよね、泥水の中でジャンプするって、楽しいよね。


キャンプマスターの友人夫婦のおかげで、私はなにもせず、ただただ子どもたちを眺めるだけ。すぐに食事の用意ができて、気ままに食べて、おしゃべりする時間が始まった。子ども達も好きに食べて、遊んで。


途中から小雨が降ってきて、タープの中に全ての荷物を避難。眠くて長いことぐずぐずしていたおたまもやっと限界がきて、抱っこのまま眠りに落ちてくれた。ちょっと肌寒いけど、お腹の中のおちびと、胸の上にぺったりくっついているおたまの体温でほんのりあったかい。見える景色は一面緑で、音のない細かい雨がふわふわと降っていて、淹れてもらった暖かい紅茶を飲んだ。このお茶が、とっても美味しかった。ああ、幸せだな、と思った。


雨の中でのキャンプが、こんなにほっとするって知らなかったなあ。


キャンプ慣れしている友達の手捌きがとても素敵で、シンプルで。キャンプっていつも張り切って豪華に楽しくわいわい、やりすぎてしまうけど、森の中で生活するならこんな感じ、というのを見せてもらった気がした。

道具のひとつひとつもとても大事なもので、子どもたちに「この間一緒に研いだから、今日はナイフがとてもよく切れるね!」「今日使って汚れたから、帰ったら磨いて綺麗にしよう!」と話しているのを聞いて、こうやって「生きる」を一緒に楽しんでいるんだな、と思った。


夜はヨガレッスン。先週は身体が辛くておやすみをいただいた。今日はいつものようにお昼寝もできず、体力的には疲れているのに、とても元気に開催できた。外にでて、癒されたから。


もう完全にポーズをとらないでレッスン開催になっている。それでもいい、と受けてくださる方達がいる。初めはできないことが申し訳なくて、はらはらしていた。今日はそれが1ミリもなかった。ずーっと画面をみて話しているから、相手が言葉をどう受け取ったのかがよくわかる。何を感じているかもなんとなくわかる。

「意識が、こうかわりましたよね」という声かけに、「なんでそうわかるの?」と質問されて考えた。そういえば、考えたことがなかった。

こちらの言葉を受け取ってから相手が動くスピード・テンポ、呼吸の速さと深さ、表情、空気、オーラ、エネルギー、身体の力み、
いつも、そういう言葉以外のシグナルを受け取ってレッスンしているな、と気づいた。受け取ったものから、伝える言葉を選んでいるな、というのもわかった。

そうしたら、やっぱり伝えたい言葉がある。なにも言わないこと、も含めて。それには自分がポーズをとるかどうかはあまり関係がないな、と思えた。


今日は、気づきがたくさん。



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