カナリヤ

きみは、もしかしたら。
戻って来たのではないのかも知れない。
お馴染みの気まぐれなのかも知れない。

でも、そんなことは何方でも良いことで。

6年経って
もう到底通じ合うまいと思っていた心が
あの瞬間確かに繋がった。
私だけでは無かったと感じられた。
それは私にとって、大きな実りとなった。

約束が
きみの得意技である気まぐれだったとしても。
約束が果たされずに、結局逢えないとしても。
6年が7年に、7年が8年に。
ひっそりと、そうして時を重ねて行くだけ。

私が抱える想いは揺るぐことはないのだ。

#詩 #徒然に #伝えない恋文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?