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こーさんの共病キロク 13 「気管支断端ろう」疑いでの緊急入院とその後


さて、
手術退院後のレントゲンでひっかかり、
気管支断端ろうの疑いで緊急入院したこーさん。



もし症状が進んでいれば、明日にでも開窓術での緊急手術を行うと説明を受けた。


ショックに暮れている間もなく、
診断後からは夫婦でバタバタと以下の流れをこなした。


こーさん(患者)
・入院前の必須検査(血液検査、PCRなど)
・仕事のスケジュール調整
・気管支鏡検査(胃が空っぽになったら)


わたし(家族)
・入院手続き(わからないので下着は4日分くらい)
・荷物家に取りに帰る、まとめて持ってくる
・親家族への連絡、説明



こなしている間にも、
こーさんの口からは「キツいな…あーなんでだよー…」という声が漏れる。

ほんとだよ。。
明日にも体に穴が開くかもしれないなんて。
もう訳がわからない。








夜、荷物を届けて帰る車の中で主治医から連絡が来た。






気管支鏡検査と血液検査の結果、
明日の手術はせず、しばらく様子を見ることになった。





ふーっと身体中の力が抜ける…






主治医の説明によれば、
気管支断端ろうは、肺摘出の手術で始末した気管支の根本になんらかの原因で穴があきそこから空気が漏れてしまうことが発端で起こる合併症。




気管支断端ろうかのポイントは2つ。

・目視で確認できるほどの大きさの穴が空いていないか。
・膿胸(※)が起きていないか。



※膿胸…肺がおさまっている胸腔と呼ばれる空間に炎症が生じたことで、膿が蓄積した状態。(メディカルノートより)




この2つのどちらか一方でも起きれば、開窓術となるとのこと。





今のこーさんの状況

・気管支鏡検査の結果、目視できる穴は見つけられなかった
・胸腔内に空気は溜まっている
→とっても小さい穴が開いている?

・血液検査で炎症反応数値が高い、37〜38度台の熱が出ている
・レントゲンで残る右肺は炎症起きていない(膿が飛んでいない=肺炎になる可能性低い)

→ 左胸腔内で炎症起きてる可能性があるが右肺は今のところ無事



よって、
緊急での開窓術はしない。
穴は自己治癒力により自然に塞がるのを待つ。
炎症は具合を見て、抗菌薬を入れ対応。
ただ、今後必要と判断した場合には開窓術を行う場合がある。


とのこと。







本当に本当にホッとした…!!!
まだ状況はわからないのだけど、とりあえず明日体に穴を開けることは免れた!!!






これには本人もホッとしたようで、
夜の電話の声にもこころなしか少しだけ安心感が出ていた。







もうあとは信じるしかない。
頼むよーーーこーさんの自己治癒力!!!

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