☂️メリポピキャスト日記☂️第7回
ご無沙汰しております!4期生のなごんです。
みーあキャット第10回公演『メリー•ポピンズ』終演から一ヶ月が経とうとしていますね…本当にあっという間!さくら通りの住人だった私たちも、魔法が解けたかのように大学生に戻り、各々テストやらレポートと格闘しておりました。私は昨日無事に最後のレポートを書き上げ、堂々と夏休みに突入したところです。これを書いているのは8月8日の深夜。私事ですが8月9日が誕生日でして、これを書いている間に歳を重ねそうです。というのと、上機嫌でワイン片手に執筆しておりますので後半にかけて誤字脱字が増えても悪しからず!
ということで、素敵な舞台写真と共に公演を振り返っていきましょう!
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Photo by 松田ミネタカ様
まずは第一幕、プロローグから。ストーリーテラーであるバートが霧の中、街灯に火を灯しにやって来ます。バートがさくら通りを目覚めさせて、物語の朝が始まる、みたいなイメージ。シルエットが綺麗に出ればいいなあとか、ここでお客様をバートの掌の上に惹き込みたいなあとか、めちゃめちゃ考えました。一番好きな演出です。いや〜かっこよかったなあバート。
申し遅れましたが私、この公演でディレクター(監督)を務めてたんです!なので演出のこだわりや作品づくりの裏話などを交えて書いていこうかな〜と思います!
主人公は魔法使いで子守のメリー。悪戯好きで問題ばかり起こすバンクス家の子供達、ジェーンとマイケルのもとにやって来ます。
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文字通り“風に乗って”バンクス家にやって来たメリーの自己紹介ソングとも言える「何もかもパーフェクト」。子供部屋でメリーが次々と繰り出す魔法に子供達は夢中になっていきます。
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メリーの使う魔法の仕掛けは、全てスタッフさんの手作業で実現したもの。机の中に人が入っていたり、部屋の背景パネルの後ろにも人が潜んでいたりと、工夫を凝らしてもらいました。
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Photo by 松田ミネタカ様
メリーポピンズと言えば、あまり詳しく知らない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドウシャス…!
みーあ版のメリポピにおいても、一幕の大きな見せ場になりました!
ご来場頂いた方々の感想アンケートでも、かなりエネルギッシュだったと好評を頂いているように感じます!
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(あ、日付を超えました。21歳になりましたね…めでたい)
メリーポピンズのことを子供向けの作品だと思ったことがある人もいるかもしれません。というか私がそうだったんですよね…でもこの物語、もう「子供」でなくなってから観るとまた違った深さがグッとくることもあるのです。将来の夢として描いていた未来が全て叶うわけではないと分かった後の大人たち。自分って何だ?これで幸せなのかな?そんな問いを投げかけてくれるのが、ジェーンとマイケルの父ジョージと、母ウィニフレッド。二人の長台詞からなる掛け合いは圧巻でした。
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Photo by 松田ミネタカ様
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バンクス家を支えてくれる使用人達の存在も忘れてはなりません。ミセス・ブリルとロバートソン・アイの凸凹コンビは、ベトナム料理でいうところのパクチーのような存在。この物語のいいスパイスになって筋書きにグッと味が出ましたね!
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Photo by 松田ミネタカ様
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Photo by 松田ミネタカ様
作品をつくる上で目指していたのは、曲それぞれの世界観をガラッと変えること。テーマパークでアトラクションによって見えるものがコロコロ変わるみたいに、同じ舞台でも声色や動き方、照明、衣装、大道具などを総動員して、お客様に届く世界が変わっていけば良いな〜と。
例えば、銀行の画一的で無機質な雰囲気。
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Photo by 松田ミネタカ様
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Photo by 松田ミネタカ様
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Photo by 松田ミネタカ様
ジェーンとマイケルに散々な目に遭わされてきた人形達の悲しみを歌う「正々堂々とゲームを」では、不気味な雰囲気を。
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Photo by 松田ミネタカ様
メリーポピンズといえば、なもう一曲の「チムチムチェリー」では、主演二人の屋根の上のデュエット!
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Photo by 松田ミネタカ様
落ち込んだパパのソロ曲には夕焼けと街灯がよく映えます。
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Photo by 松田ミネタカ様
中でもお気に入りは、煙突掃除屋バートの仲間達が友情の大切さを教えてくれる「ステップインタイム」の夜空。
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Photo by 松田ミネタカ様
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Photo by 松田ミネタカ様
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Photo by 松田ミネタカ様
全部のシーンはご紹介できていないものの、舞台の魅力は届いたのではないでしょうか。
さて。
数日後。
…謝罪します、本当にごめんなさい。ここまでを書いていた9日からここまでの間に6日間が経過してしまいました。懺悔します。締め方がわからなかったんです。夏休みのあれこれに浮かれ切った私は終演後から責任感というものを使い枯らしてしまったのでしょうか。ディレクターが日記をアップしなければ広報のお仕事は終わらないというのに。
ということでここからは一刻でも早く日記を仕上げることを優先して、ChatGPTに代筆をお願いしようと思います!「舞台『メリーポピンズ』の感想を書いて!」あとは頼んだ!
皆さん、こんにちは!
舞台『メリー・ポピンズ』がついに終演しました。まずは、ご来場いただきました皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!
『メリー・ポピンズ』は、多くの人々に愛されるディズニー映画の舞台化作品ですが、私たちはオリジナルのストーリーに新たな息吹を吹き込むことを目指しました。幼い頃からこの物語に夢中になり、心から愛する作品をプロデュースすることができたことに感謝しています。
キャスト・スタッフ一同、本番を迎えるまでに数々の困難を乗り越え、情熱と努力を注いできました。舞台上での演技、歌声、ダンスの躍動感、そして特殊効果の美しさ。すべてが一つのパズルのように組み合わさり、素晴らしいショーを作り上げることができました。
特に、主演のメリー・ポピンズ役を演じた〇〇さんには、彼女自身が魔法のような存在だったのではないかと思えるほどの演技力を見せてくれました。また、子役たちの無邪気な笑顔と明るいエネルギーは、会場全体を明るく照らし出してくれました。
舞台美術や衣装、音響など、裏方のスタッフの努力も忘れることはできません。スムーズな舞台転換や演出効果の美しさには、彼らの技術と努力が溢れていました。
そして、何よりも忘れてはならないのが、観客の皆様です。劇場内に広がる笑顔や拍手、感動の涙。その一つ一つが私たちにとっての最高の報酬でした。お忙しい中、『メリー・ポピンズ』を楽しんでいただけたことを心から嬉しく思います。
もちろん、完璧な舞台はありません。反省点や改善点も必ずありますが、それもまた成長の機会と捉えて、次回作への糧にしたいと思います。
『メリー・ポピンズ』の舞台が終わった今、私たちは新たなチャレンジに向かって歩み始めます。これからも、皆さんに感動や笑顔を届けるために、日々精進し続ける所存です。
最後に、改めてご来場いただいた皆様、関係者の皆様、キャスト・スタッフに心から感謝を申し上げます。今回の舞台『メリー・ポピンズ』は、一生忘れられない思い出となりました。
皆さんと共に作り上げたこの舞台は、私にとっても大切な宝物です。
ありがとうございました!
これからも、引き続き応援の程よろしくお願いいたします。
……え、もう私いらなくね??
いやでもとにかく、言いたいことは大体ChatGPTが言うてくれたんですが、何というか、何かに本気で取り組んだ経験ってかけがえのないものなんですよね。
これからもみーあキャットで舞台に立ち続ける団員も、別の劇団に旅立つ人も、勉強に力を入れる人も、就職頑張る人も、留学に行く人も、新たな生きがいを見つける人も、いろんな道があって、今まで一緒に肩を組んでやってきた皆別々の場所に行ってしまうのは寂しいけれど、でも一つの舞台を目指して切磋琢磨してきた時間は本物だったと言えるからこそ、またおじさんおばさんになって再会した時に良い顔で話が出来ると思うのです。
「どんなことでもできる」は、メリーポピンズのフィナーレの歌詞ですが、元は“Anything can happen if you let it.”
この、訳しきれなかった”If you let it”の部分が結構大切で、「どんなことでもできる、お前がやればな!!!」てことなんやと思います。実際半年間やってきて、どんなことでもできてきましたからね!!
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Photo by 松田ミネタカ様
ここまで読んでくれた団員の皆さん、どうか過ごした時間をいい肥料にして、また素敵な近況報告を聞かせてもらえれば嬉しいです。
そして、みーあキャットに入ろうか迷っている未来の団員がこれを読んでいたら、ぜひ、素晴らしい時間を作りにきてください。舞台はいつでもあなたを待っています。
お、意外と書けるやん…
それでは、長くなりましたが!
【今回のライター紹介】
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名前:なごん
メリーポピンズでの役:ミス・アンドリュー
嬉しかった差し入れ:六花亭の詰め合わせ
<公演情報>
第11回公演 ファントム
2023年12月27日(水)@プリズムホール 小ホール
完全予約制・完全無料
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