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今月の絵はがき

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毎月、新しい絵はがきと詩をかいています。絵本のような詩のような。
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2024年7月の記事一覧

絵はがき・夏の一夜に

アンタレス きみが 二千万年生きている間 わたしは わたしのたった何十年間の一日を ずいぶんと考え事をして なんのかのと難儀して にこにこしたりして 生きています 地球というところで ちいさな わたしを アンタレス 今日わたしは 空を見上げて 六百十九年前の あの日のきみに 会いました きみの今日が たしかに そこにあった、と アンタレス きっときみは 空を見上げて 六百十九年後 今日のわたしに 会うでしょう わたしの今日も たしかに そこにあった、と 今日という

絵はがき・2024年7月

カゼガキタ ゆれる ゆれる 枝が 葉が 木々の間を わたしの間を 風が わたる さらわれる 枝に 葉に 風に わたしのこのいたみ いたい いたい この心のかたまり さらわれる カゼガキタ イマダ ゆれる ゆれる ゆれる 枝が 葉が 木々が カゼガ トオリヌケル アナタノ イタミ カゼノムコウヘ サラッテユキマス トリカエソウ ナンテ オモワナイデ イタイノイタイノ トンデユケ イタイノイタイノ トンデユク